23.9. timemaster を使用した PTP または NTP 時間への同期
複数の
PTP
ドメインがネットワーク上で利用できるか、または NTP
へのフォールバックが必要な場合、timemaster プログラムを使用して、利用可能なすべてのタイムソースにシステムクロックを同期できます。PTP
時間は、共有メモリードライバー ( chronyd
または ntpd
へのSHM リファレンスクロック)を介して phc2sys および ptp4l で提供されます(システム上で設定されている NTP
デーモンにより異なります)。NTP
デーモンは次に、すべてのタイムソース、PTP
および NTP
の両方を比較でき、システムクロックを同期するのに最適なソースを使用できます。
開始時に、timemaster は
NTP
および PTP
タイムソースを指定する設定ファイルを読み取り、独自のクロックを持つか、または PTP
ハードウェアクロック(PHC)を共有するネットワークインターフェースを確認し、ptp4l および chronyd
または ntpd
の設定ファイルを生成し、必要に応じて ptp4l、phc2sys、および chronyd
または ntpd
プロセスを起動します。終了時には生成された設定ファイルは削除されます。chronyd
、ntpd
、ptp4l の設定ファイルを /var/run/timemaster/
に書き込みます。
23.9.1. timemaster をサービスとして起動
timemaster をサービスとして起動するには、
root
で以下のコマンドを発行します。
~]# service timemaster start
これにより、 /etc/timemaster.conf
のオプションが読み取られます。Red Hat Enterprise Linux 6nbsp;Hat Enterprise Linux 6nbsp;LinuxRed Hat Enterprise Linux 6nbsp;6 でのシステムサービスの管理に関する詳細は、「Managing Services with systemd」を参照してください。