24.4.3. findmnt コマンドの使用


findmnt コマンドは、現在マウントされているファイルシステムの一覧を表示します。シェルプロンプトで以下を入力してください。
findmnt
一覧表示された各ファイルシステムについて findmnt コマンドが表示するのは、ターゲットマウントポイント(TARGET)、ソースデバイス(SOURCE)、ファイルシステムタイプ(FSTYPE)、および関連するマウントオプション(OPTIONS)を表示します。以下に例を示します。
~]$ findmnt
TARGET                       SOURCE                     FSTYPE   OPTIONS
/                            /dev/mapper/vg_kvm-lv_root ext4     rw,relatime,sec
|-/proc                      /proc                      proc     rw,relatime
| |-/proc/bus/usb            /proc/bus/usb              usbfs    rw,relatime
| `-/proc/sys/fs/binfmt_misc                            binfmt_m rw,relatime
|-/sys                       /sys                       sysfs    rw,relatime,sec
|-/selinux                                              selinuxf rw,relatime
|-/dev                       udev                       devtmpfs rw,relatime,sec
| `-/dev                     udev                       devtmpfs rw,relatime,sec
|   |-/dev/pts               devpts                     devpts   rw,relatime,sec
|   `-/dev/shm               tmpfs                      tmpfs    rw,relatime,sec
|-/boot                      /dev/vda1                  ext4     rw,relatime,sec
|-/var/lib/nfs/rpc_pipefs    sunrpc                     rpc_pipe rw,relatime
|-/misc                      /etc/auto.misc             autofs   rw,relatime,fd=
`-/net                       -hosts                     autofs   rw,relatime,fd=
[output truncated]
デフォルトでは、findmnt はツリーのような形式でファイルシステムを一覧表示します。情報を通常のリストとして表示するには、コマンドラインオプション -l を追加します。
findmnt -l
たとえば、以下のようになります。
~]$ findmnt -l
TARGET                   SOURCE                     FSTYPE   OPTIONS
/proc                    /proc                      proc     rw,relatime
/sys                     /sys                       sysfs    rw,relatime,seclabe
/dev                     udev                       devtmpfs rw,relatime,seclabe
/dev/pts                 devpts                     devpts   rw,relatime,seclabe
/dev/shm                 tmpfs                      tmpfs    rw,relatime,seclabe
/                        /dev/mapper/vg_kvm-lv_root ext4     rw,relatime,seclabe
/selinux                                            selinuxf rw,relatime
/dev                     udev                       devtmpfs rw,relatime,seclabe
/proc/bus/usb            /proc/bus/usb              usbfs    rw,relatime
/boot                    /dev/vda1                  ext4     rw,relatime,seclabe
/proc/sys/fs/binfmt_misc                            binfmt_m rw,relatime
/var/lib/nfs/rpc_pipefs  sunrpc                     rpc_pipe rw,relatime
/misc                    /etc/auto.misc             autofs   rw,relatime,fd=7,pg
/net                     -hosts                     autofs   rw,relatime,fd=13,p
[output truncated]
特定のタイプのファイルシステムのみを一覧表示するよう選択することも可能です。これを行うには、-t コマンドラインオプションに続けてファイルシステムタイプを追加します。
findmnt -t type
たとえば、ext4 ファイルシステムの一覧を表示するには、次のコマンドを実行します。
~]$ findmnt -t ext4
TARGET SOURCE                     FSTYPE OPTIONS
/      /dev/mapper/vg_kvm-lv_root ext4   rw,relatime,seclabel,barrier=1,data=ord
/boot  /dev/vda1                  ext4   rw,relatime,seclabel,barrier=1,data=ord
利用可能なコマンドラインオプションの一覧は、findmnt(8)の man ページを参照してください。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.