B.2.3. 設定ファイルの変更


RPM は設定ファイルを使ってパッケージのインテリジェントなアップグレードを実行するので、以下のメッセージが表示されることがあります。
saving /etc/foo.conf as /etc/foo.conf.rpmsave
このメッセージは、設定ファイルに加えた変更が、パッケージ内の新しい設定ファイルと 前方互換性 がないことを意味します。そのため、RPM は元のファイルを保存し、新しいファイルをインストールしてください。システムが適切に機能し続けるようにするには、2 つの設定ファイル間の違いを調べ、できるだけ早く解決する必要があります。
また、RPM は、foo.conf.rpmnew などのようにパッケージの 新しい 設定ファイルを保存し、変更されなかった設定ファイルを残すこともできます。通常は、変更した設定ファイルから新しい設定ファイルへの変更をマージすることで、変更した設定ファイルと新しい設定ファイル間で競合を解決する必要が あり ます。
古い バージョン番号(つまり、より新しいバージョンのパッケージがすでにインストールされている場合)のパッケージへのアップグレードを試みると、出力は以下のようになります。
package foo-2.0-1.el6.x86_64.rpm (which is newer than foo-1.0-1) is already installed
RPM を強制的にアップグレードするには、--oldpackage オプションを使用します。
rpm -Uvh --oldpackage foo-1.0-1.el6.x86_64.rpm
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