31.6.2. カスタマイズされたモジュールの読み込み - 永続的な変更
カーネルモジュールが常に特定の設定で読み込まれるようにするには、
/etc/modprobe.d/
ディレクトリーの既存ファイルまたは新たに作成されたファイルを、以下の形式の行で修正します。
~]# options <module_name> [parameter=value]
[parameter=value] は、そのモジュールで利用可能なカスタマイズされたパラメーターのリストを表します。
以下の手順では、ワイヤレスネットワーク用に Open Firmware 用の
b43
モジュールにカスタムパラメーターを使用してカーネルモジュールを読み込む手順を説明します。これにより、モジュールの再読み込み間で変更が永続化されるようになります。
手順31.2 カスタムパラメーターを使用したカーネルモジュールの読み込み - 永続的な変更
- 以下の行を
/etc/modprobe.d/openfwwf.conf
ファイルに追加します。これにより、b43
モジュールは常に QoS で読み込まれ、ハードウェアアクセラレーション暗号が無効になります。options b43 nohwcrypt=1 qos=0
- 以下のコマンドを実行して、モジュールがまだカーネルに読み込まれていないことを確認します。
~]# lsmod|grep ^b43 ~]#
この例のコマンドの出力は、モジュールが現在カーネルに読み込まれていないことを示しています。 - モジュールがすでにカーネルに読み込まれている場合は、次のステップに進む前にモジュールとそのすべての依存関係をアンロードする必要があります。安全にアンロードする方法は、「モジュールのアンロード」 を参照してください。
- 以下のコマンドを実行して
b43
モジュールを読み込みます。~]# modprobe b43