57.14. overcloud ffwd-upgrade converge
オーバークラウドノードの Fast Forward Upgrade を収束します。これは、Fast Forward Upgrade を完了するための最後のステップです。主なタスクは、プランおよびスタックを更新して、将来のスタック更新のブロックを解除します。ffwd アップグレードワークフローでは、OS::TripleO リソースおよび OS::Heat リソース向けに config-download Software/Structured Deployment を設定し、使用しました。これにより、それらの設定をデフォルト値に戻します。
使用方法
openstack overcloud ffwd-upgrade converge [--templates [TEMPLATES]] [--stack STACK] [--timeout <TIMEOUT>] [--control-scale CONTROL_SCALE] [--compute-scale COMPUTE_SCALE] [--ceph-storage-scale CEPH_STORAGE_SCALE] [--block-storage-scale BLOCK_STORAGE_SCALE] [--swift-storage-scale SWIFT_STORAGE_SCALE] [--control-flavor CONTROL_FLAVOR] [--compute-flavor COMPUTE_FLAVOR] [--ceph-storage-flavor CEPH_STORAGE_FLAVOR] [--block-storage-flavor BLOCK_STORAGE_FLAVOR] [--swift-storage-flavor SWIFT_STORAGE_FLAVOR] [--libvirt-type {kvm,qemu}] [--ntp-server NTP_SERVER] [--no-proxy NO_PROXY] [--overcloud-ssh-user OVERCLOUD_SSH_USER] [--overcloud-ssh-key OVERCLOUD_SSH_KEY] [--overcloud-ssh-network OVERCLOUD_SSH_NETWORK] [--environment-file <HEAT ENVIRONMENT FILE>] [--environment-directory <HEAT ENVIRONMENT DIRECTORY>] [--roles-file ROLES_FILE] [--networks-file NETWORKS_FILE] [--plan-environment-file PLAN_ENVIRONMENT_FILE] [--no-cleanup] [--update-plan-only] [--validation-errors-nonfatal] [--validation-warnings-fatal] [--disable-validations] [--inflight-validations] [--dry-run] [--run-validations] [--skip-postconfig] [--force-postconfig] [--skip-deploy-identifier] [--rhel-reg] [--reg-method {satellite,portal}] [--reg-org REG_ORG] [--reg-force] [--reg-sat-url REG_SAT_URL] [--reg-activation-key REG_ACTIVATION_KEY] [--answers-file ANSWERS_FILE] [--disable-password-generation] [--deployed-server] [--config-download] [--no-config-download] [--config-download-only] [--output-dir OUTPUT_DIR] [--override-ansible-cfg OVERRIDE_ANSIBLE_CFG] [--config-download-timeout CONFIG_DOWNLOAD_TIMEOUT] [--deployment-python-interpreter DEPLOYMENT_PYTHON_INTERPRETER] [--yes]
値 | 概要 |
---|---|
--templates [TEMPLATES] | デプロイする Heat テンプレートが格納されているディレクトリー。 |
--stack STACK | 作成または更新するスタック名 |
--timeout <TIMEOUT>, -t <TIMEOUT> | デプロイメントのタイムアウト (分単位) |
--control-scale CONTROL_SCALE | 新しいコントロールノード数(非推奨。環境ファイルを使用して、パラメーター ControllerCount を設定します。これは「P」リリースの後に削除されます。 |
--compute-scale COMPUTE_SCALE | 新しいコンピュートノード数(非推奨。環境ファイルを使用して、パラメーター ComputeCount を設定します。これは「P」リリースの後に削除されます。 |
--ceph-storage-scale CEPH_STORAGE_SCALE | 新しいcephストレージノード数(非推奨。環境ファイルを使用して、パラメーター CephStorageCount を設定します。これは「P」リリースの後に削除されます。 |
--block-storage-scale BLOCK_STORAGE_SCALE | 新しいcinderストレージノード数(非推奨。環境ファイルを使用して、パラメーター BlockStorageCount を設定します。これは「P」リリースの後に削除されます。 |
--swift-storage-scale SWIFT_STORAGE_SCALE | 新しいswiftストレージノード数(非推奨。環境ファイルを使用して、パラメーター ObjectStorageCount を設定します。これは「P」リリースの後に削除されます。 |
--control-flavor CONTROL_FLAVOR | コントロールノードに使用するNovaフレーバー(非推奨。環境ファイルを使用して、パラメーター OvercloudControlFlavor を設定します。これは「P」リリースの後に削除されます。 |
--compute-flavor COMPUTE_FLAVOR | コンピュートノードに使用するNovaフレーバー(非推奨。環境ファイルを使用して、パラメーター OvercloudComputeFlavor を設定します。これは「P」リリースの後に削除されます。 |
--ceph-storage-flavor CEPH_STORAGE_FLAVOR | ceph ストレージノードに使用する nova フレーバー。(非推奨。環境ファイルを使用して、パラメーター OvercloudCephStorageFlavor を設定します。これは「P」リリースの後に削除されます。 |
--block-storage-flavor BLOCK_STORAGE_FLAVOR | cinder ストレージノードに使用する Nova フレーバー(非推奨。環境ファイルを使用して、パラメーター OvercloudBlockStorageFlavor を設定します。これは「P」リリースの後に削除されます。 |
--swift-storage-flavor SWIFT_STORAGE_FLAVOR | swift ストレージノードに使用する nova フレーバー(非推奨。環境ファイルを使用して、パラメーター OvercloudSwiftStorageFlavor を設定します。これは「P」リリースの後に削除されます。 |
--libvirt-type {kvm,qemu} | Libvirt ドメインの種別。 |
--ntp-server NTP_SERVER | オーバークラウドノードの ntp。 |
--no-proxy NO_PROXY | プロキシーされないホストのコンマ区切りリスト。 |
--overcloud-ssh-user OVERCLOUD_SSH_USER | オーバークラウドノードへの ssh アクセスのためのユーザー |
--overcloud-ssh-key OVERCLOUD_SSH_KEY | オーバークラウドノードへの ssh アクセスに使用する鍵のパス。 |
--overcloud-ssh-network OVERCLOUD_SSH_NETWORK | オーバークラウドノードへの ssh アクセスに使用するネットワーク名。 |
--environment-file <HEAT ENVIRONMENT FILE>, -e <HEAT ENVIRONMENT FILE> | heat stack- create または heat stack-update コマンドに渡す環境ファイル。(複数回指定することが可能です。) |
--environment-directory <HEAT ENVIRONMENT DIRECTORY> | heat stack-create または heat stack-update コマンドに自動的に追加される環境ファイルディレクトリー。複数回指定することが可能です。ディレクトリー内のファイルは、昇順で読み込まれます。 |
--roles-file ROLES_FILE, -r ROLES_FILE | ロールファイル。--templates ディレクトリーのデフォルトの roles_data.yaml を上書きします。絶対パスまたは --templates に対する相対パスを指定できます。 |
--networks-file NETWORKS_FILE, -n NETWORKS_FILE | ネットワークファイル。--templates ディレクトリーのデフォルトの network_data.yaml を上書きします。 |
--plan-environment-file PLAN_ENVIRONMENT_FILE, -p PLAN_ENVIRONMENT_FILE | プラン環境ファイル。--templates ディレクトリーのデフォルトの plan-environment.yaml を上書きします。 |
--no-cleanup | 一時ファイルをクリーンアップせず、場所をログとして記録します。 |
--update-plan-only | プランの更新のみを行います。実際のデプロイメントは実行しません。注記:今後のリリースでは、別のコマンドに移行します。 |
--validation-errors-nonfatal | 検証エラーが発生しても、デプロイメントを継続できます。エラーが存在するのにデプロイメントを試みると、失敗する可能性があることに注意してください。 |
--validation-warnings-fatal | 設定の事前チェックで警告がある場合は終了します。 |
--disable-validations | 非推奨。デプロイメント前の検証を完全に無効にします。これらの検証は、組み込まれたデプロイメント前の検証です。Tripleo-validations からの外部検証を有効にするには、--run-validations フラグを使用します。これらの検証は、tripleo-validations の外部検証により実行されるようになりました。 |
--inflight-validations | デプロイ中のインフライト検証をアクティブにします。インフライト検証は、デプロイされたサービスがアクティベーション直後に実行されるようにする堅牢な方法を提供します。デフォルトは false です。 |
--dry-run | 検証のみを実行しますが、変更は適用されません。 |
--run-validations | tripleo-validations プロジェクトからの外部検証を実行します。 |
--skip-postconfig | オーバークラウドのデプロイ後の設定を省略します。 |
--force-postconfig | オーバークラウドのデプロイ後の設定を強制的に行います。 |
--skip-deploy-identifier | DeployIdentifier パラメーターの一意の ID 生成を省略します。ソフトウェア設定のデプロイメントステップは、実際に設定が変更された場合にしか実行されません。このオプションの使用には注意が必要です。特定のロールをスケールアウトする時など、ソフトウェア設定を実行する必要がないことが確かな場合にのみ、このオプションを使用してください。 |
--answers-file ANSWERS_FILE | 引数とパラメーターが記載された YAML ファイルへのパス。 |
--disable-password-generation | パスワードの生成を無効にします。 |
--deployed-server | 事前にプロビジョニングされたオーバークラウドノードを使用します。アンダークラウドノードから、baremetal、compute、およびimageサービスの要件を削除します。これは--disable-validations とだけ使用する必要があります。 |
--config-download | config-downloadメカニズムを使用してデプロイメントを実行します。これは現在のデフォルトであり、この CLI のオプションは今後廃止される可能性があります。 |
--no-config-download, --stack-only | config-download ワークフローを無効にして、スタックと関連する OpenStack リソースのみを作成します。ソフトウェア設定は適用されません。 |
--config-download-only | スタックの作成/更新を無効にして、ソフトウェア設定を適用する config-download ワークフローのみを実行します。 |
--output-dir OUTPUT_DIR | config-downloadを使用する際、保存した出力に使用するディレクトリー。ディレクトリーは mistral ユーザーが書き込み可能でなければなりません。指定しない場合、デフォルトのサーバー側の値(/var/lib/mistral/<execution id>)が使用されます。 |
--override-ansible-cfg OVERRIDE_ANSIBLE_CFG | Ansible 設定ファイルへのパス。ファイルの設定は、デフォルトで config-download が使用する設定を上書きします。 |
--config-download-timeout CONFIG_DOWNLOAD_TIMEOUT | config-download のステップに使用するタイムアウト (分単位)。設定しなければ、スタック操作後の --timeout パラメーターの残り時間にかかわらず、デフォルトがその時間に設定されます。 |
--deployment-python-interpreter DEPLOYMENT_PYTHON_INTERPRETER | デプロイメントアクションに使用する Python インタープリターへのパス。これは、python3 システムから python2 ホストにデプロイする場合や、その逆の場合に使用する必要がある場合があります。 |
--yes | --yes を使用して、ffwd-upgrade 操作の前に必要な確認を省略します。注意して使用してください。 |
値 | 概要 |
---|---|
--rhel-reg | カスタマーポータルまたは Satellite にオーバークラウドノードを登録します。 |
--reg-method {satellite,portal} | オーバークラウドノードに使用する RHEL 登録方法。 |
--reg-org REG_ORG | 登録に使用する組織キー。 |
--reg-force | すでに登録済みでもシステムを登録します。 |
--reg-sat-url REG_SAT_URL | オーバークラウドノードを登録する Satellite サーバー |
--reg-activation-key REG_ACTIVATION_KEY | 登録に使用するアクティベーションキー |