第15章 Atomix MultiMap Component


Camel バージョン 2.20 以降で利用可能

camel atomix-multimap コンポーネントを使用すると、AtomixDistributed MultiMap コレクションを操作できます。

Maven ユーザーは、このコンポーネントの pom.xml に以下の依存関係を追加する必要があります。

    <dependency>
        <groupId>org.apache.camel</groupId>
        <artifactId>camel-atomix</artifactId>
        <version>${camel-version}</version>
    </dependency>

15.1. URI 形式

    atomix-multimap:multiMapName

Atomix MultiMap コンポーネントは、以下に示す 5個のオプションをサポートしています。

名前説明デフォルトタイプ

configuration (consumer)

共有コンポーネントの設定

 

AtomixMultiMap Configuration

atomix (consumer)

共有 AtomixClient インスタンス

 

AtomixClient

nodes (consumer)

AtomixClient が接続する必要のあるノード

 

List

configurationUri (consumer)

AtomixClient 設定へのパス

 

String

resolveProperty Placeholders (advanced)

起動時にコンポーネントがプロパティープレースホルダーを解決するかどうか。String タイプのプロパティーのみがプロパティープレースホルダーを使用できます。

true

boolean

Atomix MultiMap エンドポイントは、URI 構文を使用して設定されます。

atomix-multimap:resourceName

パスおよびクエリーパラメーターを使用します。

15.1.1. パスパラメーター (1 個のパラメーター):

名前説明デフォルトタイプ

resourceName

必須 分散リソース名

 

String

15.1.2. クエリーパラメーター (18 パラメーター)

名前説明デフォルトタイプ

atomix (consumer)

使用する Atomix インスタンス

 

Atomix

bridgeErrorHandler (consumer)

コンシューマーの Camel ルーティングエラーハンドラーへのブリッジを許可します。よって、コンシューマーが受信メッセージなどの取得を試行している間に発生した例外は、メッセージとして処理され、ルーティングエラーハンドラーによって処理されます。デフォルトでは、コンシューマーは org.apache.camel.spi.ExceptionHandler を使用して例外に対応し、WARN または ERROR レベルでログに記録され、無視されます。

false

boolean

configurationUri (consumer)

Atomix 設定 uri。

 

String

defaultAction (consumer)

これがデフォルト動作です。

PUT

Action

key (consumer)

ヘッダーに何も設定されていない場合に使用するキー、または特定のキーのイベントをリッスンするキー。

 

Object

nodes (consumer)

クラスターを設定するノードのアドレス。

 

String

resultHeader (consumer)

結果を届けるヘッダー。

 

String

transport (consumer)

Atomix トランスポートを設定します。

io.atomix.catalyst.transport.netty.NettyTransport

トランスポート

ttl (consumer)

リソース ttl。

 

long

exceptionHandler (consumer)

コンシューマーによるカスタム ExceptionHandler の使用を許可します。bridgeErrorHandler オプションが有効な場合は、このオプションは使用されないことに注意してください。デフォルトでは、コンシューマーは例外に対応し、WARN または ERROR レベルでログに記録され、無視されます。

 

ExceptionHandler

exchangePattern (consumer)

コンシューマーがエクスチェンジを作成する際に交換パターンを設定します。

 

ExchangePattern

defaultResourceConfig (advanced)

クラスター全体のデフォルトのリソース設定。

 

Properties

defaultResourceOptions (advanced)

ローカルのデフォルトリソースオプション。

 

Properties

ephemeral (advanced)

ローカルメンバーが PersistentMember としてグループに参加するかどうかを設定します。ephemeral に設定すると、ローカルメンバーは自動生成された ID を受け取るため、ローカルメンバーは無視されます。

false

boolean

readConsistency (advanced)

読み取り一貫性レベル。

 

ReadConsistency

resourceConfigs (advanced)

クラスター全体のリソース設定。

 

Map

resourceOptions (advanced)

ローカルリソースの設定

 

Map

synchronous (advanced)

同期処理を厳密に使用するか、Camel が非同期処理を使用できるかどうかを設定します (サポートされている場合)。

false

boolean

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