第157章 Ignite Events コンポーネント
Camel バージョン 2.17 以降で利用可能
Ignite Events エンドポイントは camel-ignite エンドポイントの 1 つで、ローカルイベントリスナーを作成することで Ignite クラスターから イベントを受け取る ことができます。
このエンドポイントはコンシューマーのみをサポートします。このコンシューマーによって作成されたエクスチェンジは、受信した Event オブジェクトを IN メッセージのボディーに入れます。
157.1. オプション
Ignite Events コンポーネントは、以下に示す 4 個のオプションをサポートしています。
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
ignite (consumer) | Ignite インスタンスを設定します。 | Ignite | |
configurationResource (consumer) | 設定をロードするリソースを設定します。URI、文字列 (URI)、または InputStream のいずれかです。 | Object | |
igniteConfiguration (consumer) | ユーザーがプログラムによる IgniteConfiguration を設定できるようにします。 | IgniteConfiguration | |
resolveProperty Placeholders (advanced) | 起動時にコンポーネントがプロパティープレースホルダーを解決するかどうか。String タイプのプロパティーのみがプロパティープレースホルダーを使用できます。 | true | boolean |
Ignite Events エンドポイントは、URI 構文を使用して設定されます。
ignite-events:endpointId
パスおよびクエリーパラメーターを使用します。
157.1.1. パスパラメーター (1 個のパラメーター):
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
endpointId | エンドポイント ID (未使用)。 | String |
157.1.2. クエリーパラメーター (8 つのパラメーター):
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
bridgeErrorHandler (consumer) | コンシューマーの Camel ルーティングエラーハンドラーへのブリッジを許可します。よって、コンシューマーが受信メッセージなどの取得を試行している間に発生した例外は、メッセージとして処理され、ルーティングエラーハンドラーによって処理されます。デフォルトでは、コンシューマーは org.apache.camel.spi.ExceptionHandler を使用して例外に対応し、WARN または ERROR レベルでログに記録され、無視されます。 | false | boolean |
clusterGroupExpression (consumer) | クラスターグループ式。 | ClusterGroupExpression | |
events (consumer) | ID が org.apache.ignite.events.EventType のさまざまな定数である Set として直接サブスクライブするイベント ID。 | EventType.EVTS_ALL | SetOrString |
propagateIncomingBodyIfNo ReturnValue (consumer) | 基になる Ignite 操作の戻り値の型が void の場合に、入力ボディーを伝播するかどうかを設定します。 | true | boolean |
treatCollectionsAsCache Objects (consumer) | コレクションをキャッシュオブジェクトとして扱うか、アイテムのコレクションとして扱うかを設定し、挿入/更新/計算などを行います。 | false | boolean |
exceptionHandler (consumer) | コンシューマーによるカスタム ExceptionHandler の使用を許可します。bridgeErrorHandler オプションが有効な場合は、このオプションは使用されないことに注意してください。デフォルトでは、コンシューマーは例外に対応し、WARN または ERROR レベルでログに記録され、無視されます。 | ExceptionHandler | |
exchangePattern (consumer) | コンシューマーがエクスチェンジを作成する際に交換パターンを設定します。 | ExchangePattern | |
synchronous (advanced) | 同期処理を厳密に使用するか、Camel が非同期処理を使用できるかどうかを設定します (サポートされている場合)。 | false | boolean |