第306章 Simple JMS コンポーネント
Camel バージョン 2.11 以降で利用可能
Simple JMS コンポーネント (SJMS) は、JMS クライアントの作成と設定に関してよく知られたベストプラクティスを使用する Camel で使用する JMS クライアントです。SJMS には、Camel 用に明示的に記述されたまったく新しい JMS クライアント API が含まれており、サードパーティーのメッセージング実装を排除して軽量で回復力を維持しています。次の機能が含まれています。
- 標準のキューとトピックのサポート (永続的および非永続的)
- InOnly & InOut MEP のサポート
- 非同期プロデューサーおよびコンシューマー処理
- 内部 JMS トランザクションのサポート
その他の主な機能は次のとおりです。
- Plugable 接続リソース管理
- セッション、コンシューマー、およびプロデューサーのプーリングとキャッシング管理
- バッチコンシューマーとプロデューサー
- トランザクションバッチのコンシューマーとプロデューサー
- カスタマイズ可能なトランザクションコミットストラテジーのサポート (ローカル JMS トランザクションのみ)
SJMS の S の理由
S は Simple and Standard and Springless の略です。また、camel-jms はすでに取得されています。
Maven ユーザーは、このコンポーネントの pom.xml
に以下の依存関係を追加する必要があります。
<dependency> <groupId>org.apache.camel</groupId> <artifactId>camel-sjms</artifactId> <version>x.x.x</version> <!-- use the same version as your Camel core version --> </dependency>
306.1. URI 形式
sjms:[queue:|topic:]destinationName[?options]
ここで、destinationName
は JMS キューまたはトピック名です。デフォルトでは、destinationName
はキュー名として解釈されます。たとえば、キューに接続するには、FOO.BAR
を次のように使用します。
sjms:FOO.BAR
必要に応じて、オプションの queue:
接頭辞を含めることができます。
sjms:queue:FOO.BAR
トピックに接続するには、topic:
接頭辞を含める 必要 があります。たとえば、トピック Stocks.Prices
に接続するには、次を使用します。
sjms:topic:Stocks.Prices
?option=value&option=value&…
の形式を使用して、クエリーオプションを URI に追加します。