3.4.2. 新規ユーザーのグループへの割り当て
useradd コマンドは、新しいユーザーがシステムに追加され、ユーザーの名前の後にグループに名前を付けるたびに、ユーザー
プライベート
グループ(UPG、ユーザーのみが属するユーザーアカウントに割り当てられたグループ)を作成します。たとえば、アカウントの robert
が作成されると、robert
という名前の UPG が同時に作成されます。そのメンバーは、ユーザー robert
だけです。
何らかの理由でユーザープライベートグループ
を作成し
たくない場合は、useradd コマンドに以下のオプションを付けて実行します。
useradd -N username
UPG を自動的に作成したり、何も作成したりするのではなく、
-g
オプションおよび -G
オプションでユーザーのグループメンバーシップを指定できます。-g
オプションはプライマリーグループメンバーシップを指定しますが、-G
はユーザーも含まれる補助グループを参照します。指定するグループ名がシステムにすでに存在している必要があります。
例3.7 グループへのユーザーの追加
~]# useradd -g "friends" -G "family,schoolmates" emily
useradd -g "friends" -G "family,schoolmates"
emily
コマンドは、ユーザーを作成しますが、's primary group は、-g
オプションで指定したように friends
に設定されます。
Emily は、
補助グループ ファミリー
と 授業におけるグループメンバーでもあります
。
ユーザーがすでに存在し、特定の補助グループに追加する場合は、
-G
オプションを指定して usermod コマンドを使用し、コンマで区切られたグループの一覧(スペースなし)を使用します。
usermod -G group_1,group_2,group_3