24.4.2. blkid コマンドの使用
blkid コマンドを使用すると、利用可能なブロックデバイスに関する情報を表示できます。これを行うには、
root
で次のコマンドを実行します。
blkid
一覧表示された各ブロックデバイスについて blkid コマンドは、汎用一意識別子 (
UUID
)、ファイルシステムタイプ(TYPE
)、ボリュームラベル(LABEL
)などの属性を表示します。以下に例を示します。
~]# blkid
/dev/vda1: UUID="7fa9c421-0054-4555-b0ca-b470a97a3d84" TYPE="ext4"
/dev/vda2: UUID="7IvYzk-TnnK-oPjf-ipdD-cofz-DXaJ-gPdgBW" TYPE="LVM2_member"
/dev/mapper/vg_kvm-lv_root: UUID="a07b967c-71a0-4925-ab02-aebcad2ae824" TYPE="ext4"
/dev/mapper/vg_kvm-lv_swap: UUID="d7ef54ca-9c41-4de4-ac1b-4193b0c1ddb6" TYPE="swap"
デフォルトでは、blkid コマンドは利用可能なすべてのブロックデバイスを一覧表示します。特定のデバイスの情報のみを表示するには、コマンドラインでデバイス名を指定します。
blkid device_name
たとえば、
/dev/vda1
に関する情報を表示するには、以下を入力します。
~]# blkid /dev/vda1
/dev/vda1: UUID="7fa9c421-0054-4555-b0ca-b470a97a3d84" TYPE="ext4"
また、上記のコマンドを
-p
および -o udev
のコマンドラインオプションと共に使用して、詳細情報を取得することもできます。このコマンドを実行するには、root
権限が必要な点に注意してください。
blkid-po
udev
device_name
以下に例を示します。
~]# blkid -po udev /dev/vda1
ID_FS_UUID=7fa9c421-0054-4555-b0ca-b470a97a3d84
ID_FS_UUID_ENC=7fa9c421-0054-4555-b0ca-b470a97a3d84
ID_FS_VERSION=1.0
ID_FS_TYPE=ext4
ID_FS_USAGE=filesystem
利用可能なコマンドラインオプションの一覧は、blkid(8)man ページを参照してください。