10.2. NetworkManager との対話
ユーザーは、NetworkManager システムサービスを直接対話しません。代わりに、NetworkManager の Notification Area アプレットを介してネットワーク設定タスクを実行できます。アプレットには、現在使用している接続タイプの視覚的なインジケーターとして機能する複数の状態があります。現在の接続状態に関するツールチップ情報のアプレットアイコンにポインターを合わせます。
図10.1 NetworkManager アプレットの状態
[D]
GNOME パネルに NetworkManager アプレットが表示されておらず、NetworkManager パッケージがシステムにインストールされていることを仮定すると、以下のコマンドを通常のユーザーとして(
root
ではなく)実行してアプレットを起動できます。
~]$ nm-applet &
このコマンドを実行すると、アプレットが Notification Area に表示されます。 +Startup Applications Preferences ウィンドウを開くことで、アプレットがログインするたびに実行されることを確認できます。次に、Startup Programs タブを選択し、NetworkManager の横にあるチェックボックスを選択します。
10.2.1. ネットワークへの接続
アプレットアイコンをクリックすると、以下が表示されます。
- 現在接続している分類されたネットワークの一覧(Wire red や Wirelessなど)
- NetworkManager が検出した 利用可能なネットワーク の一覧
- 設定済みの仮想プライベートネットワーク(VPN)への接続オプション、および
- 非表示ネットワークまたは新しいワイヤレスネットワークに接続するためのオプション。
ネットワークに接続している場合は、その名前は、Wired や Wireless などのネットワークタイプの下に太字の型エリアで表示されます。ワイヤレスアクセスポイントなど、多くのネットワークが利用可能な場合には、その他のネットワーク 拡張可能なメニューエントリーが表示されます。
図10.2 NetworkManager アプレットの左側のメニューで、利用可能かつ接続されたネットワークをすべて表示します。