8.2.5. パッケージの削除
パッケージのインストールと同様に、Yum では個別のパッケージとパッケージグループの両方をアンインストール( RPM と Yum の用語で削除)できます。
個々のパッケージの削除
特定のパッケージと、そのパッケージの依存関係パッケージをすべてアンインストールするには、
root
で以下のコマンドを実行します。
yum remove
package_name
複数のパッケージをインストールする場合と同様、コマンドに複数のパッケージ名を追加すると、一度に複数のパッケージを削除できます。たとえば、totem、rhythmbox、および sound-juicer を削除するには、シェルプロンプトで以下を入力します。
~]# yum remove totem rhythmbox sound-juicer
インストール と同様に、remove では、以下の引数を使用できます。
- パッケージ名
- glob 表現
- ファイル一覧
- パッケージが提供する機能
他のパッケージがそれに依存している場合にパッケージを削除
Yum では、パッケージを削除して、その依存パッケージを残すことはできません。このタイプの操作は RPM によってのみ実行でき、推奨されません。システムが機能しなくなるか、アプリケーションに誤作動したり、クラッシュしたりする可能性があります。詳細は、RPM の章の 「アンインストール」 を参照してください。
パッケージグループの削除
install 構文で構文 congruent を使用すると、パッケージグループを削除できます。
yum groupremove
group
yum remove
@group
以下は代替方法になりますが、KK
Desktop
グループを削除する方法と同等の方法になります。
~]# yum groupremove "KDE Desktop" ~]# yum groupremove kde-desktop ~]# yum remove @kde-desktop
インテリジェントなパッケージグループの削除
パッケージグループを削除するように yum に指示すると、そのパッケージが他のパッケージグループのメンバーである場合でも、そのグループ内の全パッケージが削除されます。ただし、group
remove_leaf_only=1 ディレクティブを /etc/ yum.conf
設定ファイルの [main]
セクションに追加すると、他のパッケージやグループで必要のないパッケージのみ
を削除するように yum に指示することができます。このディレクティブの詳細は、「[main] オプションの設定」 を参照してください。