E.2. proc ファイルシステム内のトップレベルのファイル
以下は、
/proc/
ディレクトリーの最上位のより有用な仮想ファイルの一覧です。
ファイルの内容が異なる場合があります。
ほとんどの場合、本セクションに記載するファイルの内容は、マシンにインストールされているファイルと同じではありません。これは、Red Hat Enterprise Linuxnbsp;Hat Enterprise Red Hat Enterprise Linuxnbsp;Linux が本書の作業用に実行しているハードウェアに固有の情報の多くであるためです。
E.2.1. /proc/buddyinfo
/proc/buddyinfo
ファイルは、主にメモリーの断片化問題の診断に使用されます。この出力は、使用するメモリーレイアウトによって異なります。これはアーキテクチャー固有のものです。32 ビットシステムの例を以下に示します。
Node 0, zone DMA 90 6 2 1 1 ... Node 0, zone Normal 1650 310 5 0 0 ... Node 0, zone HighMem 2 0 0 1 1 ...
buddy アルゴリズムを使用すると、各列は、特定の時点で利用可能な特定の順序のメモリーページ数(特定のサイズ)の数を表します。上記の例では、ゾーン DMA の場合は 20*PAGE_SIZE バイトの大きいメモリーチャンクがあります。同様に、2 つの1*PAGE_SIZE チャンクと 2 の2*PAGE_SIZE チャンクが利用できるメモリーがあります。
DMA
行は、システムの最初の 16 MB のメモリーを参照し、HighMem
行はシステムの 896 MB を超えるすべてのメモリーを参照し、Normal
行はメモリーを参照します。
64 ビットシステムでは、出力は以下のようになります。
Node 0, zone DMA 0 3 1 2 4 3 1 2 3 3 1 Node 0, zone DMA32 295 25850 7065 1645 835 220 78 6 0 1 0 Node 0, zone Normal 3824 3359 736 159 31 3 1 1 1 1 0
DMA
行は、システムの最初の 16 MB のメモリーを参照します。DMA32
行は、4 GB を超えるメモリーに対応できないデバイスに割り当てられるすべてのメモリーを参照します。また、Normal
行は、システム上に 4 GB を超えるすべてのメモリーが含まれます。DMA32