25.7.4. RELP の使用
Reliable Event Logging Protocol (RELP) は、コンピューターネットワークにおけるデータロギング用のネットワーキングプロトコルです。信頼性のあるイベントメッセージの配信を提供するように設計されています。これは、メッセージ損失が許されない環境で便利なものです。
RELP を設定するには、まずサーバーとクライアントの両方で rsyslog-relp パッケージをインストールします。
~]# yum install rsyslog-relp
次に、サーバーとクライアントの両方を設定します。
- クライアントを設定するには、以下を設定します。
- 必要なモジュールの読み込み
- TCP 入力ポート
- トランスポート設定
以下の設定を/etc/rsyslog.conf
ファイルに追加します。$ModLoad omrelp $ModLoad imuxsock $ModLoad imtcp $InputTCPServerRun "port" *.* :omrelp:"target_IP":"target_port"
port を、必要なポートでリスナーを開始します。target_IP および target_port をターゲットサーバーを識別する IP アドレスとポートに置き換えます。 - サーバーを設定するには、以下を実行します。
- モジュールの読み込みの設定
- クライアント設定と同様の TCP 入力を設定します。
- ルールを設定し、実行するアクションを選択します。
以下の設定を/etc/rsyslog.conf
ファイルに追加します。$ModLoad imuxsock $ModLoad imrelp $RuleSet relp *.* "log_path" $InputRELPServerBindRuleset relp $InputRELPServerRun "target_port"
target_port をクライアントと同じ値に置き換えます。上記の例では、log_path はメッセージを保存するためのパスを指定します。