29.6. /dev/oprofile/について
/dev/oprofile/
ディレクトリーには、OProfile のファイルシステムが含まれます。cat コマンドを使用して、このファイルシステムの仮想ファイルの値を表示します。たとえば、以下のコマンドは検出されたプロセッサー OProfile のタイプを表示します。
~]# cat /dev/oprofile/cpu_type
カウンターごとにディレクトリーが
/dev/oprofile/
に存在する。たとえば、カウンターが 2 つある場合は、/dev/oprofile/0 / ディレクトリーと dev/oprofile
/1/ ディレクトリーが存在
します。
カウンターの各ディレクトリーには、以下のファイルが含まれます。
count
: サンプルの間隔enabled
: 0 の場合、カウンターはオフになり、そのカウンターは収集されません。1 の場合は、カウンターがオンになり、サンプルが収集されます。event
: 監視するイベント。extra
: Nehalem プロセッサーを持つマシンで使用し、さらに監視するイベントを指定します。- kernel: 0 の場合は、プロセッサーが
カーネル
スペースにあるときにこのカウンターイベントのサンプルが収集されません。1 の場合は、プロセッサーがカーネルスペースにある場合でもサンプルが収集されます。 unit_mask
: カウンターに対して有効なユニットマスクを定義します。- User: 0 の場合は、プロセッサーが
ユーザー
空間にあるときにカウンターイベントのサンプルが収集されません。1 の場合は、プロセッサーがユーザー空間にある場合でもサンプルが収集されます。
このファイルの値は、cat コマンドで取得できます。以下に例を示します。
~]# cat /dev/oprofile/0/count