21.3. プリンターの設定
プリンター 設定 ツールは、プリンター設定、プリンター設定ファイルのメンテナンス、印刷スプールディレクトリー、印刷フィルター、プリンタークラスの管理を可能にします。
このツールは、Common Unix Printing System(CUPS)に基づいています。CUPS を使用した以前の Red Hat Enterprise Linuxnbsp;Hat Enterprise Linuxnbsp;Linux バージョンからシステムをアップグレードした場合、アップグレードプロセスは設定済みのプリンターを保持します。
重要
cupsd.conf
の man ページには、CUPS サーバーの設定が記載されています。これには、SSL
サポートを有効にするためのディレクティブが含まれています。ただし、CUPS では使用されるプロトコルバージョンのコントロールが許可されません。『設定から SSLv3 を無効にできないコンポーネントに対する POODLE SSLv3.0 脆弱性(CVE-2014-3566)の解決で説明されて』 いる脆弱性のため、Red Hat は、セキュリティーのためにこれに依存しないことを推奨します。stunnel を使用してセキュアなトンネルを提供し、SSLv3
を無効にすることが推奨されます。stunnel の使用方法は、『 Red Hat Enterprise Linux 6 セキュリティーガイド』 を参照してください。
CUPS Web アプリケーションまたはコマンドラインツールの使用
CUPS Web アプリケーションまたはコマンドラインから直接、同一および追加の動作をプリンターで実行できます。アプリケーションにアクセスするには、Web ブラウザーで http://localhost:631/ にアクセスします。CUPS マニュアルについては、Web サイトの Home タブにあるリンクを参照してください。
21.3.1. プリンター設定ツールの起動
Printer Configuration ツールを使用すると、既存のプリンターでさまざまな操作を実行したり、新しいプリンターを設定できます。ただし、CUPS を直接使用することもできます(CUPS にアクセスするには http://localhost:631/ を開きます)。
パネルで をクリックするか、コマンドラインから system-config-printer コマンドを実行してツールを起動します。
図21.3「プリンター設定ウィンドウ」 に示されている Printer Configuration ウインドウが表示されます。
図21.3 プリンター設定ウィンドウ
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