21.2.2.6.3. Anonymous User Options
以下は、サーバーへの匿名ユーザーアクセスを制御するディレクティブの一覧です。このオプションを使用するには、
anonymous_enable
ディレクティブを YES
に設定する必要があります。
anon_mkdir_write_enable
-write_enable
ディレクティブとともに有効にすると、匿名ユーザーは書き込みパーミッションを持つ親ディレクトリーに新しいディレクトリーを作成できます。デフォルト値はNO
です。anon_root
: 匿名ユーザーがログインした後にvsftpd
の変更を指定します。このディレクティブにはデフォルト値がありません。anon_upload_enable
-write_enable
ディレクティブとともに有効にすると、匿名ユーザーは書き込みパーミッションを持つ親ディレクトリー内のファイルをアップロードできます。デフォルト値はNO
です。anon_world_readable_only
: 有効にすると、匿名ユーザーは誰でも読み取り可能なファイルのみをダウンロードできます。デフォルト値はYES
です。ftp_username
- 匿名のFTP
ユーザーに使用されるローカルユーザーアカウント(/etc/passwd
にリストされている)を指定します。ユーザーの/etc/passwd
で指定したホームディレクトリーは、匿名のFTP
ユーザーのルートディレクトリーです。デフォルト値は
です。ftp
no_anon_password
: 有効にすると、匿名ユーザーはパスワードを要求されません。デフォルト値はNO
です。secure_email_list_enable
: 有効にすると、匿名ログインに対して指定された電子メールパスワード一覧のみが許可されます。これは、仮想ユーザーを使用せずに、限定されたセキュリティーをパブリックコンテンツに提供する便利な方法です。/etc/vsftpd/email_passwords
に提供されたパスワードが一覧表示されていない限り、匿名ログインは回避されます。ファイル形式は、1 行に 1 つのパスワードで、最後の空白はありません。デフォルト値はNO
です。