14.4.3. sftp ユーティリティーの使用
sftp ユーティリティーを使用すると、セキュアでインタラクティブな FTP セッションを開くことができます。その設計では、ftp と似ていますが、暗号化された接続を使用します。
リモートシステムに接続するには、以下の形式でコマンドを使用します。
sftp username@hostname
たとえば、ユーザー名として
john
で penguin.example.com
という名前のリモートマシンにログインするには、以下を入力します。
~]$ sftp john@penguin.example.com
john@penguin.example.com's password:
Connected to penguin.example.com.
sftp>
正しいパスワードを入力すると、プロンプトが表示されます。sftp ユーティリティーは、ftp で使用されるコマンドセットと同様のものを使用します( 表14.3「利用可能な sftp コマンドの抜粋」を参照)。
コマンド | 詳細 |
---|---|
ls [directory] | リモート ディレクトリー の内容を一覧表示します。指定がない場合は、デフォルトで現在の作業ディレクトリーが使用されます。 |
cd directory | リモートの作業ディレクトリーを ディレクトリー に変更します。 |
mkdir directory | リモート ディレクトリー を作成します。 |
rmdir path | リモート ディレクトリー を削除します。 |
put localfile [remotefile] | localfile をリモートマシンに転送します。 |
get remotefile [localfile] | remotefile をリモートマシンから転送します。 |
利用可能なコマンドの一覧は、
sftp
(1)の man ページを参照してください。