27.2.3. at ジョブの設定
At ユーティリティーを使用して特定の時間に 1 回限りのジョブをスケジュールするには、以下を実行します。
- コマンドラインで、 TIMEで コマンドを入力します。TIME は、コマンドを実行するタイミングになります。TIME 引数は、以下のいずれかの形式で定義できます。
HH:MMは正確な時間と分を指定します。たとえば、04:00 は 4:00 を指定します。午前 0 時は午前 12:00 を指定します。noonは 12:00 p.m を指定します。teatimeは 4:00 p.m を指定します。MONTHDAYYEAR形式。たとえば、1 月 15 日は 2012年 1 月 15 日と指定しています。year の値は任意です。MMDDYY、MM/DD/YY、またはMM.DDの形式。たとえば、16 年 1 月 15 日の場合は011512です。TIMEは 整数および値タイプ(minute、hour、days、または weeks)として定義されるようになりました。たとえば、now + 5 daysは、今後 5 日に同時にコマンドが実行されるように指定します。最初に時間を指定し、その後にオプションの日付を指定する必要があります。時間形式の詳細は、/usr/share/doc/at- <version> /timespecテキストファイルを参照してください。
指定した時間を過去にすると、ジョブは次の日に実行されます。 - 表示される
at>プロンプトで、ジョブコマンドを定義します。- ジョブが実行すべきコマンドを入力して、Enter を押します。必要に応じて、手順を繰り返して複数のコマンドを提供します。
- プロンプトでシェルスクリプトを 入力 し、スクリプトの各行で Enter を押します。ジョブは、ユーザーの
SHELL環境、ユーザーのログインシェル、または /bin/sh (最初に見つかったもの)に設定したシェルを使用します。
- 完了したら、空の行で Ctrl+D を押してプロンプトを終了します。
コマンドセットやスクリプトが標準出力に情報を表示しようとする場合、その出力はユーザーにメールで送信されます。
保留中のジョブ一覧を表示するには、atq コマンドを使用します。詳細は、「保留中のジョブの表示」 を参照してください。
at コマンドの使用を制限することもできます。詳細は、「at と batch へのアクセスの制御」 を参照してください。