21.2.2.5. vsftpd でインストールされたファイル
vsftpd RPM は、デーモン(
vsftpd
)、その設定と関連ファイル、および FTP
ディレクトリーをシステムにインストールします。以下は、vsftpd
設定に関連するファイルおよびディレクトリーの一覧です。
/etc/pam.d/
: vsftpd のPAM(プラグ可能な認証モジュール )設定ファイルこのファイルは、vsftpd
FTP
サーバーへのログインに必要な要件を指定します。PAM の詳細は、『 Red Hat Enterprise Linux 6 Single Sign-On およびスマートカード 』の「 『PAM(プラグ可能な認証モジュール)の使用』 」の章を参照してください。/etc/vsftpd/ftpusers
:vsftpd
へのログインが許可されていないユーザーの一覧です。デフォルトでは、この一覧にはroot
、bin
、およびdaemon
ユーザーが含まれます。/etc/vsftpd/user_list
: このファイルは、userlist_deny
ディレクティブがYES
(デフォルト)に設定されているか、または/etc/vsftpd/vsftpd.conf
でNO
に設定されているかに応じて、リストされているユーザーへのアクセスを拒否するか、許可するよう設定できます。/etc/vsftpd/user_list
を使用してユーザーへのアクセス権限を付与する場合は、一覧にあるユーザー名が/etc/vsftpd/ftpusers
に表示され ない 必要があります。/var/ftp/
:vsftpd
が提供するファイルが含まれるディレクトリー。また、匿名ユーザー用の/var/ftp/pub/
ディレクトリーも含まれています。どちらのディレクトリーも誰でも読み取り可能ですが、root
ユーザーのみが書き込み可能です。