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第6章 Buildah によるカスタムイメージビルド

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OpenShift Container Platform 4.2 では、Docker ソケットはホストノードに表示されません。これは、カスタムビルドの mount docker socket オプションがカスタムビルドイメージ内で使用できる Docker ソケットを提供しない可能性がゼロではないことを意味します。

イメージのビルドおよびプッシュにこの機能を必要とする場合、Buildah ツールをカスタムビルドイメージに追加し、これを使用してカスタムビルドロジック内でイメージをビルドし、プッシュします。以下の例は、Buildah でカスタムビルドを実行する方法を示しています。

注記

カスタムビルドストラテジーを使用するためには、デフォルトで標準ユーザーが持たないパーミッションが必要です。このパーミッションはユーザーがクラスターで実行される特権付きコンテナー内で任意のコードを実行することを許可します。このレベルのアクセスを使用するとクラスターが危険にさらされる可能性があるため、このアクセスはクラスターで管理者権限を持つ信頼されたユーザーのみに付与される必要があります。

前提条件

6.1. カスタムビルドアーティファクトの作成

カスタムビルドイメージとして使用する必要のあるイメージを作成する必要があります。

手順

  1. 空のディレクトリーからはじめ、以下の内容を含む Dockerfile という名前のファイルを作成します。

    FROM docker.io/centos:7
    RUN yum install -y buildah
    # For simplicity, /tmp/build contains the inputs we’ll be building when we
    # run this custom builder image. Normally the custom builder image would
    # fetch this content from some location at build time. (e.g. via git clone).
    ADD Dockerfile.sample /tmp/input/Dockerfile
    ADD build.sh /usr/bin
    RUN chmod a+x /usr/bin/build.sh
    # /usr/bin/build.sh contains the actual custom build logic that will be executed when
    # this custom builder image is executed.
    ENTRYPOINT ["/usr/bin/build.sh"]
  2. 同じディレクトリーに、Dockerfile.sample という名前のファイルを作成します。このファイルはカスタムビルドイメージに組み込まれ、コンテンツビルドによって生成されるイメージを定義します。

    FROM docker.io/centos:7
    RUN touch /tmp/built
  3. 同じディレクトリーに、build.sh という名前のファイルを作成します。このファイルには、カスタムビルドの実行時に実行されるロジックが含まれます。

    #!/bin/sh
    # Note that in this case the build inputs are part of the custom builder image, but normally this
    # would be retrieved from an external source.
    cd /tmp/input
    # OUTPUT_REGISTRY and OUTPUT_IMAGE are env variables provided by the custom
    # build framework
    TAG="${OUTPUT_REGISTRY}/${OUTPUT_IMAGE}"
    
    
    # performs the build of the new image defined by Dockerfile.sample
    buildah --storage-driver vfs bud --isolation chroot -t ${TAG} .
    
    
    # buildah requires a slight modification to the push secret provided by the service
    # account in order to use it for pushing the image
    cp /var/run/secrets/openshift.io/push/.dockercfg /tmp
    (echo "{ \"auths\": " ; cat /var/run/secrets/openshift.io/push/.dockercfg ; echo "}") > /tmp/.dockercfg
    
    
    # push the new image to the target for the build
    buildah --storage-driver vfs push --tls-verify=false --authfile /tmp/.dockercfg ${TAG}
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