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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.1.5. ブロックボリュームのサポート
OpenShift Container Platform は、raw ブロックボリュームを静的にプロビジョニングできます。これらのボリュームにはファイルシステムがなく、ディスクに直接書き込むアプリケーションや、独自のストレージサービスを実装するアプリケーションにはパフォーマンス上の利点があります。
raw ブロックボリュームは、PV および PVC 仕様で volumeMode: Block を指定してプロビジョニングされます。
raw ブロックボリュームを使用する Pod は、特権付きコンテナーを許可するように設定する必要があります。
以下の表は、ブロックボリュームをサポートするボリュームプラグインを表示しています。
| ボリュームプラグイン | 手動のプロビジョニング | 動的なプロビジョニング | 完全対応 |
|---|---|---|---|
| AWS EBS | ✅ | ✅ | ✅ |
| Azure Disk | ✅ | ✅ | ✅ |
| Azure File | |||
| Cinder | |||
| ファイバーチャネル | ✅ | ||
| GCP | ✅ | ✅ | ✅ |
| HostPath | |||
| iSCSI | ✅ | ||
| ローカルボリューム | ✅ | ✅ | |
| NFS | |||
| Red Hat OpenShift Container Storage | ✅ | ✅ | ✅ |
| VMware vSphere | ✅ | ✅ | ✅ |
手動でプロビジョニングできるものの、完全にサポートされていないブロックボリュームはいずれも、テクノロジープレビューとしてのみ提供されます。テクノロジープレビュー機能は Red Hat の実稼働環境でのサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされていないため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。これらの機能は、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けてご提供することにより、お客様は機能性をテストし、開発プロセス中にフィードバックをお寄せいただくことができます。Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲についての詳細は、https://access.redhat.com/ja/support/offerings/techpreview/ を参照してください。
1.5.1. ブロックボリュームの例 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
PV の例
- 1
volumeModeをBlockに設定して、この PV が raw ブロックボリュームであることを示します。
PVC の例
- 1
volumeModeをBlockに設定して、raw ブロック PVC が要求されていることを示します。
Pod 仕様の例
| 値 | デフォルト |
|---|---|
| Filesystem | Yes |
| Block | No |
| PV VolumeMode | PVC VolumeMode | バインディングの結果 |
|---|---|---|
| Filesystem | Filesystem | バインド |
| Unspecified | Unspecified | バインド |
| Filesystem | Unspecified | バインド |
| Unspecified | Filesystem | バインド |
| Block | Block | バインド |
| Unspecified | Block | バインドなし |
| Block | Unspecified | バインドなし |
| Filesystem | Block | バインドなし |
| Block | Filesystem | バインドなし |
値を指定しないと、Filesystem のデフォルト値が指定されます。