4.6. 自動ルート作成


Istio ゲートウェイの OpenShift ルートは、Red Hat OpenShift Service Mesh で自動的に管理されます。Istio ゲートウェイがサービスメッシュ内で作成され、更新され、削除されるたびに、OpenShift ルートが作成され、更新され、削除されます。

4.6.1. 自動ルート作成の有効化

Istio OpenShift Routing (IOR) と呼ばれる Red Hat OpenShift Service Mesh コントロールプレーンコンポーネントはゲートウェイルートを同期させます。コントロールプレーンのデプロイメントの一部として IOR を有効にします。

ゲートウェイに TLS セクションが含まれる場合、OpenShift ルートは TLS をサポートするように設定されます。

  1. ServiceMeshControlPlane リソースで、ior_enabled パラメーターを追加し、これを true に設定します。たとえば、以下のリソーススニペットを参照してください。
spec:
  istio:
    gateways:
     istio-egressgateway:
       autoscaleEnabled: false
       autoscaleMin: 1
       autoscaleMax: 5
     istio-ingressgateway:
       autoscaleEnabled: false
       autoscaleMin: 1
       autoscaleMax: 5
       ior_enabled: true

詳細は、Istio ゲートウェイの設定について参照してください。

以下のゲートウェイが作成される場合は、次のコマンドを実行します。

apiVersion: networking.istio.io/v1alpha3
kind: Gateway
metadata:
  name: gateway1
spec:
  selector:
    istio: ingressgateway
  servers:
  - port:
      number: 80
      name: http
      protocol: HTTP
    hosts:
    - www.bookinfo.com
    - bookinfo.example.com

次に、以下の OpenShift ルートが自動的に作成されます。ルートが以下のコマンドを使用して作成されていることを確認できます。

$ oc -n <your-control-plane-namespace> get routes
NAME           HOST/PORT             PATH  SERVICES               PORT  TERMINATION   WILDCARD
gateway1-lvlfn bookinfo.example.com        istio-ingressgateway   <all>               None
gateway1-scqhv www.bookinfo.com            istio-ingressgateway   <all>               None

このゲートウェイが削除されると、Red Hat OpenShift Service Mesh はルートを削除します。ただし、手動で作成されたルートは Red Hat OpenShift Service Mesh によって変更されることはありません。

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