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1.4. 既知の問題

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Red Hat OpenShift Service Mesh には以下のような制限が存在します。

  • アップストリームの Istio プロジェクトでサポートされておらず、また OpenShift でも完全にサポートされていないため、Red Hat OpenShift Service Mesh は IPv6 をサポートしていません。
  • グラフレイアウト: Kiali グラフのレイアウトは、アプリケーションのアーキテクチャーや表示データ (グラフィックノードとその対話の数) によって異なることがあります。すべての状況に適した単一のレイアウトを作成することは不可能ではないにしても困難であるため、Kiali は複数の異なるレイアウトの選択肢を提供します。別のレイアウトを選択するには、Graph Settings メニューから異なる Layout Schema を選択します。

1.4.1. Red Hat OpenShift Service Mesh の既知の問題

Red Hat OpenShift Service Mesh には次のような既知の問題が存在します。

  • Bug 1821432: OpenShift Container Platform Control Resource の詳細ページのトグルコントロールで CR が正しく更新されない。OpenShift Container Platform Web コンソールの Service Mesh Control Plane (SMCP) Overview ページの UI のトグルコントロールにより、リソースの誤ったフィールドが更新されることがあります。SMCP を更新するには、YAML コンテンツを直接編集するか、トグルコントロールをクリックせずにコマンドラインからリソースを更新します。
  • Jaeger/Kiali Operator のアップグレードが Operator の保留によりブロックされる Jaeger または Kiali Operator を Service Mesh 1.0.x がインストールされた状態でアップグレードすると、Operator のステータスは Pending と表示されます。これについては、進行中のソリューションと回避策があります。詳細は、関連するナレッジベースの記事を参照してください。
  • Istio-14743 Red Hat OpenShift Service Mesh のこのリリースがベースとしている Istio のバージョンに制限があるため、現時点でサービスメッシュと互換性のないアプリケーションが複数あります。詳細は、リンク先のコミュニティーの問題を参照してください。
  • MAISTRA-858 Istio 1.1.x に関連する非推奨のオプションと設定について説明する以下のような Envoy ログメッセージが予想されます。

    • [2019-06-03 07:03:28.943][19][warning][misc] [external/envoy/source/common/protobuf/utility.cc:129] Using deprecated option 'envoy.api.v2.listener.Filter.config'.この設定はまもなく Envoy から削除されます。
    • [2019-08-12 22:12:59.001][13][warning][misc] [external/envoy/source/common/protobuf/utility.cc:174] Using deprecated option 'envoy.api.v2.Listener.use_original_dst' from file lds.proto.この設定はまもなく Envoy から削除されます。
  • MAISTRA-681 および KIALI-2686 コントロールプレーンに多くの namespace がある場合に、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
  • MAISTRA-465 Maistra Operator が、Operator メトリクスのサービスの作成に失敗します。
  • MAISTRA-453 新規プロジェクトを作成して Pod を即時にデプロイすると、サイドカーコンテナーの挿入は発生しません。この Operator は Pod の作成前に maistra.io/member-of を追加できないため、サイドカーコンテナーの挿入を発生させるには Pod を削除し、再作成する必要があります。
  • MAISTRA-193 ヘルスチェックが citadel で有効になっていると、予期しないコンソール情報メッセージが表示されます。
  • MAISTRA-158 同じホスト名を参照する複数のゲートウェイを適用すると、すべてのゲートウェイが機能しなくなります。
  • MAISTRA-806 エビクトされた Istio Operator Pod により、メッシュおよび CNI はデプロイできなくなります。

    コントロールペインのデプロイ時に istio-operator Pod がエビクトされる場合は、エビクトされた istio-operator Pod を削除します。

1.4.2. Kiali の既知の問題

Kiali の既知の問題は以下のとおりです。

  • KIALI-3262 Kiali コンソールで、ナビゲーションまたは Traces タブで Distributed Tracing をクリックすると、証明書を受け入れ、OpenShift ログイン認証情報を提供するよう求められます。これは、フレームワークがコンソールに Trace ページを表示する方法に問題があるために生じます。回避策として、別のブラウザーのウインドウで Jaeger コンソールの URL を開き、ログインします。その後、Kiali コンソールに埋め込まれたトレースページが表示されます。
  • KIALI-3118 ServiceMeshMemberRoll の変更 (プロジェクトの追加または削除などの) 後、Kiali Pod が再起動し、その間にグラフページにエラーが表示されます。
  • KIALI-2206 初回の Kiali コンソールへのアクセス時に、Kiali のキャッシュされたブラウザーデータがない場合、Kiali サービスの詳細ページの Metrics タブにある「View in Grafana」リンクは誤った場所にリダイレクトされます。この問題は、Kiali への初回アクセス時にのみ生じます。
  • KIALI-507 Kiali は Internet Explorer 11 に対応していません。これは、基礎となるフレームワークが Internet Explorer に対応していないためです。Kiali コンソールにアクセスするには、Chrome、Edge、Firefox、または Safari ブラウザーの最新の 2 バージョンのいずれかを使用します。
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