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See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.1.7. Control Plane Migration Assistant (CPMA) でのコントロールプレーン設定の移行
1.7.1. Control Plane Migration Assistant について リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Control Plane Migration Assistant (CPMA) は、OpenShift Container Platform 3.7 (以降) から OpenShift Container Platform 4.2 へのコントロールプレーンの移行に役立つ CLI ベースのツールです。CPMA は OpenShift Container Platform 3 設定ファイルを処理し、OpenShift Container Platform 4.2 Operator によって使用されるカスタムリソース (CR) マニフェストファイルを生成します。
OpenShift Container Platform 3 および 4 には設定上の大きな違いがあるため、すべてのパラメーターが処理される訳ではありません。CPMA は、機能が完全にサポートされるか、部分的にサポートされるか、または全くサポートされないかについて記述するレポートを生成できます。
設定ファイル
CPMA は Kubernetes および OpenShift Container Platform API を使用して、OpenShift Container Platform 3 クラスターの以下の設定ファイルにアクセスします。
-
マスター設定ファイル (デフォルト:
/etc/origin/master/master-config.yaml
) -
CRI-O 設定ファイル (デフォルト:
/etc/crio/crio.conf
) -
etcd 設定ファイル (デフォルト:
/etc/etcd/etcd.conf
) -
イメージレジストリーファイル (デフォルト:
/etc/containers/registries.conf
) 依存する設定ファイル:
- パスワードファイル (HTPasswd など)
- ConfigMap
- シークレット
CR マニフェスト
CPMA は、以下の設定の CR マニフェストを生成します。
API サーバー CA 証明書:
100_CPMA-cluster-config-APISecret.yaml
注記署名なしの API サーバー CA 証明書を使用している場合は、証明書をターゲットクラスターに手動で追加する必要があります。
-
CRI-O:
100_CPMA-crio-config.yaml
-
クラスターリソースクォータ:
100_CPMA-cluster-quota-resource-x.yaml
-
プロジェクトリソースクォータ:
100_CPMA-resource-quota-x.yaml
-
移植可能なイメージレジストリー (
/etc/registries/registries.conf
) および移植可能なイメージポリシー (etc/origin/master/master-config.yam
):100_CPMA-cluster-config-image.yaml
-
OAuth プロバイダー:
100_CPMA-cluster-config-oauth.yaml
-
プロジェクト設定:
100_CPMA-cluster-config-project.yaml
-
スケジューラー:
100_CPMA-cluster-config-scheduler.yaml
-
SDN:
100_CPMA-cluster-config-sdn.yaml
1.7.2. Control Plane Migration Assistant のインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat カスタマーポータルから Control Plane Migration Assistant (CPMA) バイナリーファイルをダウンロードし、Linux、MacOSX、Windows オペレーティングシステムにインストールできます。
手順
-
Red Hat カスタマーポータルの Downloads
Red Hat OpenShift Container Platformに移動します。 - Download Red Hat OpenShift Container Platform ページで、Product Variant 一覧から Red Hat OpenShift Container Platform を選択します。
- Version 一覧から CPMA 1.0 for RHEL 7 を選択します。このバイナリーは、RHEL 7 および RHEL 8 で機能します。
-
Download Now をクリックして Linux または MacOSX の場合は
cpma
をダウンロードし、Windows の場合はcpma.exe
をダウンロードします。 -
Linux または MacOSX の場合は
$PATH
と定義されたディレクトリーに、Windows の場合は%PATH%
と定義されたディレクトリーにファイルを保存します。 Linux の場合は、ファイルを実行可能にします。
sudo chmod +x cpma
$ sudo chmod +x cpma
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1.7.3. Control Plane Migration Assistant の使用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Control Plane Migration Assistant (CPMA) は、OpenShift Container Platform 4.2 Operator によって使用される CR マニフェストを生成し、どの OpenShift Container Platform 3 機能が完全に、または部分的にサポートされるか、または全くサポートされないかを示すレポートを生成します。
CPMA はリモートモードで実行でき、SSH を使用するか、またはローカルモードで、ソースクラスターの設定ファイルのローカルコピーを使用して、ソースクラスターの設定ファイルを取得します。
前提条件
- ソースクラスターは OpenShift Container Platform 3.7 以降であること。
- ソースクラスターは、最新の同期リリースに対して更新される必要があります。
- 診断エラーや警告がないことを確認するために、環境ヘルスチェックをソースクラスターで実行する必要があります。
- CPMA バイナリーは実行可能である必要があります。
-
ソースクラスターの
cluster-admin
権限がなければなりません。
手順
OpenShift Container Platform 3 クラスターにログインします。
oc login https://<master1.example.com>
$ oc login https://<master1.example.com>
1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- OpenShift Container Platform 3 マスターノード。Kubernetes および OpenShift Container Platform API のトークンを受信するには、クラスターにログインしている必要があります。
CPMA を実行します。以下の例にあるように、各プロンプトで入力が求められます。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow CPMA は、出力ディレクトリーを指定しなかった場合に、現在のディレクトリーに以下のファイルおよびディレクトリーを作成します。
-
cpma.yaml
ファイル: CPMA の実行時に指定した設定オプション -
master1.example.com/
: マスターノードからの設定ファイル -
report.json
: JSON でエンコードされたレポート -
report.html
: HTML でエンコードされたレポート
-
-
ブラウザーで
report.html
ファイルを開き、CPMA レポートを表示します。 CR マニフェストを生成する場合は、以下の例のように CR マニフェストを OpenShift Container Platform 4.2 クラスターに適用します。
oc apply -f 100_CPMA-cluster-config-secret-htpasswd-secret.yaml
$ oc apply -f 100_CPMA-cluster-config-secret-htpasswd-secret.yaml
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