3.2. サポートされているドライバーでの FlexVolume の拡張
FlexVolume を使用してバックエンドストレージシステムに接続する場合は、永続ストレージボリュームを作成後に拡張することができます。これは、OpenShift Container Platform で Persistent Volume Claim(永続ボリューム要求、PVC)を手動で更新して実行できます。
FlexVolume は、ドライバーが RequiresFSResize
が true
の状態で設定されている場合に拡張を許可します。FlexVolume は、Pod の再起動時に拡張できます。
他のボリュームタイプと同様に、FlexVolume ボリュームは Pod によって使用される場合にも拡張できます。
前提条件
- 基礎となるボリュームドライバーがサイズ変更をサポートする。
-
ドライバーは
RequiresFSResize
機能がtrue
の状態で設定されている。 - 動的プロビジョニングが使用される。
-
制御する側の StorageClass には
allowVolumeExpansion
がtrue
に設定されている。
手順
FlexVolume プラグインのサイズ変更を使用するには、以下の方法で
ExpandableVolumePlugin
インターフェースを実装する必要があります。RequiresFSResize
-
true
の場合、容量を直接更新します。false
の場合、ExpandFS
メソッドを呼び出し、ファイルシステムのサイズ変更を終了します。 ExpandFS
-
true
の場合、ExpandFS
を呼び出し、物理ボリュームの拡張の実行後にファイルシステムのサイズを変更します。ボリュームドライバーは、ファイルシステムのサイズ変更と共に物理ボリュームのサイズ変更も実行できます。
OpenShift Container Platform はマスターノードへの FlexVolume プラグインのインストールをサポートしないため、FlexVolume のコントロールプレーンの拡張をサポートしません。