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第3章 サービスメッシュのインストール

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3.1. Red Hat OpenShift Service Mesh のインストールの準備

Red Hat OpenShift Service Mesh をインストールするには、インストールアクティビティーを確認し、前提条件を満たしていることを確認してください。

前提条件

3.1.1. Red Hat OpenShift Service Mesh でサポートされている設定

以下は、Red Hat OpenShift Service Mesh で唯一サポートされている構成です。

  • Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 4.x。
注記

OpenShift Online および OpenShift Dedicated は Red Hat OpenShift Service Mesh 1.1.2 に対してはサポートされていません。

  • デプロイメントは、フェデレーションされていない単一の OpenShift Container Platform クラスターに含まれる必要があります。
  • Red Hat OpenShift Service Mesh の本リリースは、OpenShift Container Platform x86_64 でのみ利用できます。
  • 本リリースでは、すべてのサービスメッシュコンポーネントが OpenShift クラスターに含まれ、動作している設定のみをサポートしています。クラスター外にあるマイクロサービスの管理や、マルチクラスターシナリオにおけるマイクロサービスの管理はサポートしていません。
  • 本リリースでは、仮想マシンなどの外部サービスを統合していない設定のみをサポートしています。

3.1.1.1. Red Hat OpenShift Service Mesh でサポートされている Kiali の設定

  • Kiali の可観測性コンソールは Chrome、Edge、Firefox、または Safari ブラウザーの 2 つの最新リリースでのみサポートされています。

3.1.1.2. サポートされている Mixer アダプター

  • 本リリースでは、次の Mixer アダプターのみをサポートしています。

    • 3scale Istio Adapter

3.1.2. Red Hat OpenShift Service Mesh のインストールアクティビティー

Red Hat OpenShift Service Mesh Operator をインストールするには、まず以下の Operator をインストールする必要があります。

  • Elasticsearch: オープンソースの Elasticsearch プロジェクトをベースとし、Jaeger を使用してトレースとロギングを行うために Elasticsearch クラスターを設定し、管理することができます。
  • Jaeger: オープンソース Jaeger プロジェクトをベースとし、トレースを実行して、複雑な分散システムでトランザクションを監視し、トラブルシューティングできます。
  • Kiali: オープンソースの Kiali プロジェクトをベースとしており、サービスメッシュの可観測性を提供します。Kiali を使用すると、単一のコンソールで設定を表示し、トラフィックを監視し、トレースの表示と分析を実行できます。

Elasticsearch、Jaeger、Kiali Operator のインストール後に、Red Hat OpenShift Service Mesh Operator をインストールします。Service Mesh Operator は、サービスメッシュコンポーネントのデプロイメント、更新、および削除を管理する ServiceMeshControlPlane リソースを定義し、監視します。

  • Red Hat OpenShift Service Mesh: オープンソースの Istio プロジェクトに基づき、アプリケーションを構成するマイクロサービスを接続し、保護し、制御し、観察することができます。
警告

実稼働環境で Elasticsearch のデフォルトの Jaeger パラメーターを設定する方法についての詳細は、Elasticsearch の設定について参照してください。

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