5.7. OpenShift Container Platform コンテナーでのリモートコマンドの実行


OpenShift Container Platform コンテナーでリモートコマンドを実行するために、CLI を使用することができます。

5.7.1. コンテナーでのリモートコマンドの実行

リモートコンテナーコマンドの実行についてサポートは CLI に組み込まれています。

手順

コンテナーでコマンドを実行するには、以下の手順を実行します。

$ oc exec <pod> [-c <container>] <command> [<arg_1> ... <arg_n>]

以下は例になります。

$ oc exec mypod date
Thu Apr  9 02:21:53 UTC 2015
重要

セキュリティー保護の理由により、oc exec コマンドは、コマンドが cluster-admin ユーザーによって実行されている場合を除き、特権付きコンテナーにアクセスしようとしても機能しません。

5.7.2. クライアントからのリモートコマンドを開始するためのプロトコル

クライアントは要求を Kubernetes API サーバーに対して実行してコンテナーのリモートコマンドの実行を開始します。

/proxy/nodes/<node_name>/exec/<namespace>/<pod>/<container>?command=<command>

上記の URL には以下が含まれます。

  • <node_name> はノードの FQDN です。
  • <namespace> はターゲット Pod のプロジェクトです。
  • <pod> はターゲット Pod の名前です。
  • <container> はターゲットコンテナーの名前です。
  • <command> は実行される必要なコマンドです。

例:

/proxy/nodes/node123.openshift.com/exec/myns/mypod/mycontainer?command=date

さらに、クライアントはパラメーターを要求に追加して以下について指示します。

  • クライアントはリモートクライアントのコマンドに入力を送信する (標準入力: stdin)。
  • クライアントのターミナルは TTY である。
  • リモートコンテナーのコマンドは標準出力 (stdout) からクライアントに出力を送信する。
  • リモートコンテナーのコマンドは標準エラー出力 (stderr) からクライアントに出力を送信する。

exec 要求の API サーバーへの送信後、クライアントは多重化ストリームをサポートするものに接続をアップグレードします。 現在の実装では SPDY を使用しています。

クライアントは標準入力 (stdin)、標準出力 (stdout)、および標準エラー出力 (stderr) 用にそれぞれのストリームを作成します。ストリームを区別するために、クライアントはストリームの streamType ヘッダーを stdinstdout、または stderr のいずれかに設定します。

リモートコマンド実行要求の処理が終了すると、クライアントはすべてのストリームやアップグレードされた接続および基礎となる接続を閉じます。

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