2.28. ライブマイグレーションの制限およびタイムアウト
ライブマイグレーションの制限およびタイムアウトは、移行プロセスがクラスターに負担をかけないようにするために適用されます。kubevirt-config
設定ファイルを編集してこれらの設定を行います。
2.28.1. ライブマイグレーションの制限およびタイムアウトの設定
更新された key:value フィールドを openshift-cnv
namespace にある kubevirt-config
設定ファイルに追加することによってライブマイグレーションの制限およびタイムアウトを設定します。
手順
kubevirt-config
設定ファイルを編集し、必要なライブマイグレーションパラメーターを追加します。以下の例は、デフォルト値を示しています。$ oc edit configmap kubevirt-config -n openshift-cnv
apiVersion: v1 kind: ConfigMap metadata: name: kubevirt-config namespace: kubevirt labels: kubevirt.io: "" data: feature-gates: "LiveMigration" migrations: |- parallelMigrationsPerCluster: 5 parallelOutboundMigrationsPerNode: 2 bandwidthPerMigration: 64Mi completionTimeoutPerGiB: 800 progressTimeout: 150
2.28.2. クラスター全体のライブマイグレーションの制限およびタイムアウト
パラメーター | 説明 | デフォルト |
---|---|---|
| クラスターで並行して実行されるマイグレーションの数。 | 5 |
| ノードごとのアウトバウンドマイグレーションの最大数。 | 2 |
| 各マイグレーションの帯域幅 (MiB/s)。 | 64Mi |
|
マイグレーションが (メモリー GiB あたりの秒単位の) この時間内に終了しなかった場合、マイグレーションは取り消されます。たとえば、6GiB メモリーを持つ仮想マシンインスタンスは、4800 秒内にマイグレーションを完了しない場合にタイムアウトします。 | 800 |
| マイグレーションは、メモリーコピーの進展が (秒単位の) この時間内に見られない場合に取り消されます。 | 150 |