第5章 管理者 CLI の各種操作
5.1. 概要
このトピックでは、管理者 CLI の各種操作およびそれらの構文に関する情報を提供します。これらの操作を実行する前に、CLI を使用して 設定およびログインを行う必要があります。
openshift
コマンドは、OpenShift Container Platform クラスターを構成するサービスを起動するために使用します。たとえば、openshift start [master|node]
などを使用できます。ただし、これは oc
コマンドや oc adm
コマンドと同じアクションを openshift cli
および openshift admin
で 実行できるオールインワンのコマンドでもあります。
管理者 CLI は、開発者 CLI の通常のコマンドセットとは異なります。開発者 CLI は oc
コマンドを使用し、プロジェクトレベルの操作でより多く使用されます。
5.2. 一般的な操作
管理者 CLI は、OpenShift Container Platform で管理される各種オブジェクトとの対話を許可します。数多くの一般的な oc adm
操作は以下の構文を使用して呼び出されます。
$ oc adm <action> <option>
これにより、以下が指定されます。
-
new-project
またはgroups
など、実行する<action>
。 -
アクションを実行する際に利用可能な
<option>
およびオプションの値。オプションには--output
が含まれます。
oc adm
コマンドの実行時は、Ansible ホストのインベントリーファイルに記載されている最初のマスターからのみ実行してください。デフォルトは、/etc/ansible/hosts です。
5.3. 基本的な CLI 操作
5.3.1. new-project
新しいプロジェクトを作成します。
$ oc adm new-project <project_name>
5.3.2. policy
承認ポリシーを管理します。
$ oc adm policy
5.3.3. groups
グループを管理します。
$ oc adm groups
5.4. CLI 操作のインストール
5.4.1. ルーター
ルーターをインストールします。
$ ocadm router <router_name>
5.4.2. ipfailover
ノードセットの IP フェイルオーバーグループをインストールします。
$ oc adm ipfailover <ipfailover_config>
5.4.3. レジストリー
Installs an integrated container registry:
$ oc adm registry
5.5. メンテナンス CLI の各種操作
5.5.1. build-chain
ビルドの入力と依存関係を出力します。
$ oc adm build-chain <image_stream>[:<tag>]
5.5.2. manage-node
ノードを管理します。たとえば、Pod の一覧表示または退避を実行します。または「Ready (準備完了)」のマークを付けます。
$ oc adm manage-node
5.5.3. prune
リソースの古いバージョンをサーバーから削除します。
$ oc adm prune
5.6. 設定 CLI の各種操作
5.6.1. config
kubelet 設定ファイルを変更します。
$ oc adm config <subcommand>
5.6.2. create-kubeconfig
クライアント証明書から基本的な .kubeconfig ファイルを作成します。
$ oc adm create-kubeconfig
5.6.3. create-api-client-config
ユーザーとしてサーバーに接続する設定ファイルを作成します。
$ oc adm create-api-client-config
5.7. 高度な CLI 操作
5.7.1. create-bootstrap-project-template
ブートストラッププロジェクトテンプレートを作成します。
$ oc adm create-bootstrap-project-template
5.7.2. create-bootstrap-policy-file
デフォルトのブートストラップポリシーを作成します。
$ oc adm create-bootstrap-policy-file
5.7.3. create-login-template
ログインテンプレートを作成します。
$ oc adm create-login-template
5.7.4. overwrite-policy
Resets the policy to the default values:
$ oc adm overwrite-policy
5.7.5. create-node-config
ノードの設定バンドルを作成します。
$ oc adm create-node-config
5.7.6. ca
証明書およびキーを管理します。
$ oc adm ca
5.8. Other CLI Operations
5.8.1. version
Displays the version of the indicated object:
$ oc adm version
5.8.2. help
Displays help about any command:
$ oc adm help <command>