第1章 概要
以下の OpenShift Container Platform 3.9 リリースノートでは、新機能のすべて、以前のバージョンからの主な修正、一般公開バージョンの既知の問題についてまとめています。
1.1. バージョン管理ポリシー
OpenShift Container Platform では、アルファ API (通知なしに変更される可能性がある) およびベータ API (後方互換性の対応なしに変更される可能性が時々ある) 以外のサポートのある API はすべて確実に後方互換対応が取られています。
OpenShift Container Platform バージョンは、マスターとノードホストの間で一致する必要があります。クラスターのアップグレード時に、バージョンが一時的に一致しない場合は除きます。たとえば、3.9 のクラスターでは、マスターはすべて 3.9、ノードもすべて 3.9 でなければなりません。ただし、OpenShift Container Platform は、継続して新しいサーバーで以前の oc
クライアントをサポートします。たとえば、3.4 の oc
は 3.3、3.4 および 3.5 のサーバーで使用できます。
セキュリティーに関係のない理由で API を変更する場合には、以前の oc
が更新できるように、最低でもマイナーバージョン 2 つ (例: 3.4、3.5、3.6) に影響が及びます。新機能を使用するには、より新しい oc
が必要です。3.2 サーバーは、バージョン 3.1 の oc
で使用できない機能が追加されている場合や、バージョン 3.2 の oc
に、3.1 サーバーでサポートされていない機能が追加されている場合があります。
X.Y ( |
X.Y+N [a] ( | |
X.Y (サーバー) |
|
|
X.Y+N [a] (サーバー) |
|
|
[a]
N が 1 より大きい場合
|
完全に互換性があります。
oc
クライアントはサーバー機能にアクセスできない場合があります。
oc
クライアントは、アクセスするサーバーと互換性のないオプションや機能を提供する可能性があります。