16.2.6. VIP を使用した IP フェイルオーバーの設定


オプションとして、管理者は IP フェイルオーバーを設定できます。

IP フェイルオーバーは、ノードセットの仮想 IP (VIP) アドレスのプールを管理します。セットのすべての VIP はセットから選択されるノードによって提供されます。VIP は単一ノードが利用可能である限り提供されます。ノード上で VIP を明示的に配布する方法がないため、VIP のないノードがある可能性も、多数の VIP を持つノードがある可能性もあります。そのため、VIPのないノードと、複数のVIPのあるノードが存在する場合があります。ノードが 1 つのみ存在する場合は、すべての VIP がそのノードに配置されます。

VIP はクラスター外からルーティングできる必要があります。

IP フェイルオーバーを設定するには、以下を実行します。

  1. マスターで ipfailover サービスアカウントに十分なセキュリティー権限があることを確認します。

    oc adm policy add-scc-to-user privileged -z ipfailover
  2. 以下のコマンドを実行して IP フェイルオーバーを作成します。

    oc adm ipfailover --virtual-ips=<exposed-ip-address> --watch-port=<exposed-port> --replicas=<number-of-pods> --create

    以下に例を示します。

    oc adm ipfailover --virtual-ips="172.30.233.169" --watch-port=32315 --replicas=4 --create
    --> Creating IP failover ipfailover ...
        serviceaccount "ipfailover" created
        deploymentconfig "ipfailover" created
    --> Success
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.