第16章 クラスターへのトラフィックの送信


16.1. クラスターへのトラフィックの送信

 

OpenShift Container Platform は、クラスター内で実行されるサービスを使ってクラスター外からの通信を実行するための複数の方法を提供します。

注記

このセクションの手順では、クラスターの管理者が事前に行っておく必要のある前提条件があります。

管理者は、一定範囲の外部 IP アドレスから固有の外部 IP アドレスをサービスに割り当てることにより外部トラフィックが到達できるサービスのエンドポイントを公開することができます。管理者は CIDR 表記を使用してアドレスの範囲を指定でき、これによりユーザーはクラスターに対して外部 IP アドレスの要求を行うことができます。

各 IP アドレスは、各サービスがそれぞれ固有のエンドポイントを持つように 1 つのサービスにのみ割り当てる必要があります。起こり得るポートのクラッシュについては 「first-come, first-served (先着順)」で処理されます。

以下は、推奨事項を推奨される順で示しています。

  • HTTP/HTTPS を使用する場合はルーターを使用します。
  • HTTPS 以外の TLS で暗号化されたプロトコルを使用する場合 (TLS と SNI ヘッダーの使用など) はルーターを使用します。
  • それ以外の場合は、ロードバランサー外部 IP、または NodePort を使用します。
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方法目的

ルーターの使用

HTTP/HTTPS トラフィックおよび HTTPS 以外の TLS で暗号化されたプロトコル (TLS と SNI ヘッダーの使用など) へのアクセスを許可します。

ロードバランサーサービスを使用したパブリック IP の自動割り当て

プールから割り当てられた IP アドレスを使った非標準ポートへのトラフィックを許可します。

外部 IP のサービスへの手動割り当て

特定の IP アドレスを使った非標準ポートへのトラフィックを許可します。

NodePort の設定

クラスターのすべてのノードでサービスを公開します。

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