29.4. ボリューム拡張時に障害からの復旧
マスターまたはノードで基礎となるストレージの拡張に失敗した場合に、OpenShift Container Platform の管理者は手動で PVC の状態を復旧し、管理者の介入なしにコントローラーによって継続的に再試行されるリサイズ要求を取り消します。
現時点で、これは以下の手順によって手動で実行できます。
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Retain
回収ポリシーで要求 (PVC) にバインドされている PV をマークします。これは、PV を編集し、persistentVolumeReclaimPolicy
をRetain
に変更することで実行できます。 - PVC を削除します (後ほど再作成されます)。
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新規作成された PVC が
Retain
とマークされた PV にバインドするには、手動で PV を編集し、PV 仕様からclaimRef
エントリーを削除します。これで、PV はAvailable
とマークされます。PVC の事前バインドに関する情報は、「ボリュームと要求の事前バインド」を参照してください。 -
小さ目のサイズか、または基礎となるストレージプロバイダーによって割り当て可能なサイズで PVC を再作成します。また、PVC の
volumeName
フィールドを PV の名前に設定します。これにより、PVC はプロビジョニングされた PV のみにバインドされます。 - PV で回収ポリシーを復元します。