第29章 永続ボリュームの拡張
29.1. Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求、PVC) の拡張を有効化
ボリューム拡張はテクノロジープレビュー機能であるため、OpenShift Container Platform 3.9 クラスターではデフォルトで有効にされません。OpenShift Container Platform 管理者がこの機能を特定のユースケースで有効にしたい理由が他にもある可能性があります。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポートについての詳細は、https://access.redhat.com/support/offerings/techpreview/を参照してください。
OpenShift Container Platform ユーザーによる Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求、PVC) の拡張を可能にするには、OpenShift Container Platform 管理者は、allowVolumeExpansion
を true
に設定して StorageClass を作成するか、または更新する必要があります。このクラスから作成された PVC のみを拡張することができます。
これとは別に、OpenShift Container Platform 管理者は ExpandPersistentVolumes
機能フラグを有効にし、PersistentVolumeClaimResize
受付コントローラーをオンにする必要があります。PersistentVolumeClaimResize
受付 コントローラー についての詳細は、「受付コントローラー」を参照してください。
機能ゲートを有効にするには、システム全体で ExpandPersistentVolumes
を true
に設定します。
クラスターのすべてのノードで node-config.yaml を設定します。
# cat /etc/origin/node/node-config.yaml ... kubeletArguments: ... feature-gates: - ExpandPersistentVolumes=true # systemctl restart atomic-openshift-node
マスター API およびコントローラーマネージャーで
ExpandPersistentVolumes
機能ゲートを有効にします。# cat /etc/origin/master/master-config.yaml ... kubernetesMasterConfig: apiServerArguments: ... feature-gates: - ExpandPersistentVolumes=true controllerArguments: ... feature-gates: - ExpandPersistentVolumes=true # systemctl restart atomic-openshift-master-api