9.3.2.3. ローリングの例
OpenShift Container Platform では、ローリングデプロイメントはデフォルト設定です。ローリングアップデートを行うには、以下の手順に従います。
DockerHub にあるデプロイメントイメージの例を基にアプリケーションを作成します。
$ oc new-app openshift/deployment-example
ルーターをインストールしている場合は、ルートを使用してアプリケーションを利用できるようにしてください (または、サービス IP を直接使用してください)。
$ oc expose svc/deployment-example
deployment-example.<project>.<router_domain>
でアプリケーションを参照し、v1 イメージが表示されることを確認します。レプリカが最大 3 つになるまで、デプロイメント設定をスケーリングします。
$ oc scale dc/deployment-example --replicas=3
新しいバージョンの例を
latest
とタグ付けして、新規デプロイメントを自動的にトリガーします。$ oc tag deployment-example:v2 deployment-example:latest
- ブラウザーで、v2 イメージが表示されるまでページを更新します。
CLI を使用している場合は、以下のコマンドで、バージョン 1 に Pod がいくつあるか、バージョン 2 にはいくつあるかを表示します。Web コンソールでは、徐々に v2 に追加される Pod、v1 から削除される Pod が確認できるはずです。
$ oc describe dc deployment-example
デプロイメントプロセスで、新しいレプリケーションコントローラーが漸増的にスケールアップします。新しい Pod が (readiness チェックをパスして) ready とマークされたら、デプロイメントプロセスが継続されます。Pod の準備が整わない場合には、プロセスが中断され、デプロイメント設定が以前のバージョンにロールバックされます。