24.4. パスについての留意事項
Projected ボリュームを作成する際に、ボリュームファイルのパスに関連する以下の状況について見てみましょう。
- 設定されるパスが同一である場合のキー間の競合
複数のキーを同じパスで設定する場合、Pod 仕様は有効な仕様として受け入れられません。以下の例では、
mysecret
およびmyconfigmap
に指定されるパスは同じです。apiVersion: v1 kind: Pod metadata: name: volume-test spec: containers: - name: container-test image: busybox volumeMounts: - name: all-in-one mountPath: "/projected-volume" readOnly: true volumes: - name: all-in-one projected: sources: - secret: name: mysecret items: - key: username path: my-group/data - configMap: name: myconfigmap items: - key: config path: my-group/data
- 設定されたパスのないキー間の競合
- 上記のシナリオの場合と同様に、実行時の検証が実行される唯一のタイミングはすべてのパスが Pod の作成時に認識される時です。それ以外の場合は、競合の発生時に指定された最新のリソースがこれより前のすべてのものを上書きします (これは Pod 作成後に更新されるリソースについても同様です)。
- 1 つのパスが明示的なパスであり、もう 1 つのパスが自動的に展開されるパスである場合の競合
- 自動的に展開されるデータに一致するユーザー指定パスによって競合が生じる場合、前述のように後からのリソースがこれより前のすべてのものを上書きします。