検索

13.3. Kubernetes リソースでのイメージストリームの使用

download PDF

OpenShift Container Platform のネイティブリソースであるイメージストリームは、ビルド または デプロイメント などの OpenShift Container Platform で利用可能な残りのネイティブリソースのすべてと共に追加の設定なしで機能します。現時点で、これらは ジョブレプリケーションコントローラー、レプリカセットまたは Kubernetes デプロイメントなどのネイティブ Kubernetes リソースと共に機能することもでき ます

クラスター管理者は使用可能 なリソースを正確に設定 することができます。

この機能が有効な場合、リソースの image フィールドにイメージストリームの参照を配置することができます。この機能を使用する場合、リソースと同じプロジェクトにあるイメージストリームのみを参照することができます。イメージストリームの参照は、単一セグメントの値で構成される必要があります。たとえば ruby:2 . 4 の場合、ruby は 2.4 という名前のタグを持ち、参照するリソースと同じプロジェクトにあるイメージストリームの名前になります。

この機能を有効にする 2 つの方法があります。

  1. 特定のリソースでイメージストリームの解決を有効にする。これにより、このリソースのみがイメージフィールドのイメージストリーム名を使用できます。
  2. イメージストリームでイメージストリームの解決を有効にする。これにより、このイメージストリームを参照するすべてのリソースがイメージフィールドのイメージストリーム名を使用できます。

上記の操作のいずれも oc set image-lookup を使用して実行できます。たとえば、以下のコマンドはすべてのリソースが mysql という名前のイメージストリームを参照できるようにします。

$ oc set image-lookup mysql

これにより、Imagestream.spec.lookupPolicy.local フィールドが true に設定されます。

イメージルックアップが有効なイメージストリーム

apiVersion: v1
kind: ImageStream
metadata:
  annotations:
    openshift.io/display-name: mysql
  name: mysql
  namespace: myproject
spec:
  lookupPolicy:
    local: true

有効な場合には、この動作はイメージストリーム内のすべてのタグに対して有効化されます。

以下を使用してイメージストリームをクエリーし、このオプションが設定されているかどうかを確認できます。

$ oc set image-lookup

さらに、特定のリソースでイメージルックアップを有効にすることもできます。以下のコマンドは mysql という名前の Kubernetes デプロイメントがイメージストリームを使用できるようにします。

$ oc set image-lookup deploy/mysql

これにより、alpha.image.policy.openshift.io/resolve-names アノテーションがデプロイメントに設定されます。

イメージルックアップが有効にされたデプロイメント

apiVersion: apps/v1
kind: Deployment
metadata:
  name: mysql
  namespace: myproject
spec:
  replicas: 1
  template:
    metadata:
      annotations:
        alpha.image.policy.openshift.io/resolve-names: '*'
    spec:
      containers:
      - image: mysql:latest
        imagePullPolicy: Always
        name: mysql

イメージルックアップを無効にするには、--enabled=false を渡します。

$ oc set image-lookup deploy/mysql --enabled=false
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.