9.2.7. デプロイメントリソースの設定
デプロイメントは、ノードでリソース (メモリーおよび CPU) を消費する Pod を使用して完了します。デフォルトで、Pod はバインドされていないノードのリソースを消費します。ただし、プロジェクトにデフォルトのコンテナー制限が指定されている場合には、Pod はその上限までリソースを消費します。
デプロイメントストラテジーの一部としてリソース制限を指定して、リソースの使用を制限することも可能です。デプロイメントリソースは、Recreate (再作成)、Rolling (ローリング) または Custom (カスタム) のデプロイメントストラテジーで使用できます。
以下の例では、recources
、cpu
、および memory
はそれぞれ任意です。
type: "Recreate" resources: limits: cpu: "100m" 1 memory: "256Mi" 2
ただし、クォータがプロジェクトに定義されている場合には、以下の 2 つの項目のいずれかが必要です。
明示的な
requests
で設定したresources
セクション:type: "Recreate" resources: requests: 1 cpu: "100m" memory: "256Mi"
- 1
requests
オブジェクトは、クォータ内のリソース一覧に対応するリソース一覧を含みます。
コンピュートリソースや、要求と制限の相違点についての詳しい情報は、「クォータと制限の範囲」を参照してください。
-
プロジェクトで定義される 制限の範囲。
LimitRange
オブジェクトのデフォルト値がデプロイメントプロセス時に作成される Pod に適用されます。
適用されない場合は、クォータ基準を満たさないために失敗したというメッセージが出され、デプロイメントの Pod 作成は失敗します。