24.3. Pod 仕様の例


以下は、Projected ボリュームを作成するための Pod 仕様の例です。

例24.1 シークレット、Downward API および configmap を含む Pod

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: volume-test
spec:
  containers:
  - name: container-test
    image: busybox
    volumeMounts: 1
    - name: all-in-one
      mountPath: "/projected-volume"2
      readOnly: true 3
  volumes: 4
  - name: all-in-one 5
    projected:
      defaultMode: 0400 6
      sources:
      - secret:
          name: mysecret 7
          items:
            - key: username
              path: my-group/my-username 8
      - downwardAPI: 9
          items:
            - path: "labels"
              fieldRef:
                fieldPath: metadata.labels
            - path: "cpu_limit"
              resourceFieldRef:
                containerName: container-test
                resource: limits.cpu
      - configMap: 10
          name: myconfigmap
          items:
            - key: config
              path: my-group/my-config
              mode: 0777 11
1
シークレットを必要とする各コンテナーの volumeMounts セクションを追加します。
2
シークレットが表示される未使用ディレクトリーのパスを指定します。
3
readOnlytrue に設定します。
4
それぞれの Projected ボリュームソースを一覧表示するために volumes ブロックを追加します。
5
ボリュームの名前を指定します。
6
ファイルに実行パーミッションを設定します。
7
シークレットを追加します。シークレットオブジェクトの名前を追加します。使用する必要のあるそれぞれのシークレットは一覧表示される必要があります。
8
mountPath の下にシークレットへのパスを指定します。ここでシークレットファイルは /projected-volume/my-group/my-config に置かれます。
9
Downward API ソースを追加します。
10
ConfigMap ソースを追加します。
11
特定の展開におけるモードを設定します。
注記

Pod に複数のコンテナーがある場合、それぞれのコンテナーには volumeMounts セクションが必要ですが、1 つの volumes セクションのみが必要になります。

例24.2 デフォルト以外のパーミッションモデルが設定された複数シークレットを含む Pod

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: volume-test
spec:
  containers:
  - name: container-test
    image: busybox
    volumeMounts:
    - name: all-in-one
      mountPath: "/projected-volume"
      readOnly: true
  volumes:
  - name: all-in-one
    projected:
      defaultMode: 0755
      sources:
      - secret:
          name: mysecret
          items:
            - key: username
              path: my-group/my-username
      - secret:
          name: mysecret2
          items:
            - key: password
              path: my-group/my-password
              mode: 511
注記

defaultMode は展開されるレベルでのみ指定でき、各ボリュームソースには指定されません。ただし、上記のように個々の展開についての mode を明示的に指定できます。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.