16.3.2. 管理者の前提条件


この手順を開始する前に、管理者は以下の条件を満たしていることを確認する必要があります。

  • 要求がクラスターに到達するように外部ポートをクラスターネットワーク環境にセットアップします。たとえば名前については、クラスター内の特定ノードまたは他の IP アドレスを参照するように DNS で設定できます。DNS ワイルドカード 機能はクラスター内の IP アドレスに対して名前のサブセットを設定するために使用できます。これを使用するユーザーは、管理者に問い合わせることなくクラスター内でルートをセットアップできます。
  • 各ノードのローカルのファイアウォールが、IP アドレスの到達要求を許可していることを確認します。
  • OpenShift Container Platform クラスターを、適切なユーザーアクセスを許可 するアイデンティティープロバイダーを使用 するように設定します。
  • クラスター管理者ロールを持つユーザーが 1 名以上いることを確認します。このロールをユーザーに追加するには、以下のコマンドを実行します。

    oc adm policy add-cluster-role-to-user cluster-admin username
  • OpenShift Container Platform クラスターを、1 つ以上のマスターと 1 つ以上のノード、およびクラスターへのネットワークアクセスのあるクラスター外のシステムと共に用意します。この手順では、外部システムがクラスターと同じサブセットにあることを前提とします。別のサブセットの外部システムに必要な追加のネットワーク設定については、このトピックでは扱いません。

16.3.2.1. パブリック IP 範囲の定義

サービスへのアクセスを許可するための最初の手順として、マスター設定ファイルで外部 IP アドレス範囲を定義します。

  1. クラスター管理者ロールを持つユーザーとして OpenShift Container Platform にログインします。

    $ oc login
    Authentication required (openshift)
    Username: admin
    Password:
    Login successful.
    
    You have access to the following projects and can switch between them with 'oc project <projectname>':
      * default
    Using project "default".
  2. 以下のように /etc/origin/master/master-config.yaml ファイルで externalIPNetworkCIDRs パラメーターを設定します。

    networkConfig:
      externalIPNetworkCIDRs:
      - <ip_address>/<cidr>

    以下に例を示します。

    networkConfig:
      externalIPNetworkCIDRs:
      - 192.168.120.0/24
  3. 変更を有効にするために OpenShift Container Platform マスターサービスを再起動します。

    # systemctl restart atomic-openshift-master-api atomic-openshift-master-controllers
注意

IP アドレスプールはクラスター内の 1 つ以上のノードで終了している必要があります。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.