26.5. CPU 使用率の自動スケーリング


oc autoscale コマンドを使用して、少なくとも指定される時間に実行する Pod の最大数を指定します。オプションとして Pod の最小数と Pod がターゲットとする平均の CPU 使用率を指定できます。 指定しない場合は、OpenShift Container Platform サーバーからのデフォルト値がそれらに指定されます。

以下に例を示します。

$ oc autoscale dc/frontend --min 1 --max 10 --cpu-percent=80
deploymentconfig "frontend" autoscaled

上記の例では、Horizontal Pod Autoscaler の autoscaling/v1 を使用して以下の定義で Horizontal Pod Autoscaler をする作成方法を示しています。

例26.1 Horizontal Pod Autoscaler オブジェクト定義

apiVersion: autoscaling/v1
kind: HorizontalPodAutoscaler
metadata:
  name: frontend 1
spec:
  scaleTargetRef:
    kind: DeploymentConfig 2
    name: frontend 3
    apiVersion: apps/v1 4
    subresource: scale
  minReplicas: 1 5
  maxReplicas: 10 6
  targetCPUUtilizationPercentage: 80 7
1
この Horizontal Pod Autoscaler オブジェクトの名前
2
スケーリングするオブジェクトの種類
3
スケーリングするオブジェクトの名前
4
スケーリングするオブジェクトの API バージョン
5
スケールダウン時のレプリカの最小数
6
スケールアップ時のレプリカの最大数
7
各 Pod が使用していることが期待される要求された CPU のパーセンテージ

または、oc autoscale コマンドは Horizontal Pod Autoscaler の v2beta1 バージョンを使用する際に以下の定義を使用して Horizontal Pod Autoscaler を作成します。

apiVersion: autoscaling/v2beta1
kind: HorizontalPodAutoscaler
metadata:
  name: hpa-resource-metrics-cpu 1
spec:
  scaleTargetRef:
    apiVersion: apps/v1 2
    kind: ReplicationController 3
    name: hello-hpa-cpu 4
  minReplicas: 1 5
  maxReplicas: 10 6
  metrics:
  - type: Resource
    resource:
      name: cpu
      targetAverageUtilization: 50 7
1
この Horizontal Pod Autoscaler オブジェクトの名前
2
スケーリングするオブジェクトの API バージョン
3
スケーリングするオブジェクトの種類
4
スケーリングするオブジェクトの名前
5
スケールダウン時のレプリカの最小数
6
スケールアップ時のレプリカの最大数
7
各 Pod が使用していることが予想される要求された CPU の平均のパーセンテージ
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.