12.2. Source-to-Image (S2I)
Red Hat Software Collections イメージを、Node.js、Perl、Python などの特定のランタイム環境に依存するアプリケーションの基盤として使用することができます。Java を使用するランタイム環境のリファレンスとして、Red Hat Java Source-to-Image for OpenShift ドキュメントを使用できます。これらのランタイムベースイメージの特殊なバージョンは Source-to-image (S2I) イメージと呼ばれています。S2I イメージを使用して、コードを、そのコードを実行できるベースイメージ環境に挿入することができます。
S2I イメージには、以下が含まれます。
- .NET
- Java
- Go
- Node.js
- Perl
- PHP
- Python
- Ruby
S2I イメージは、以下の手順で OpenShift Container Platform コンソールから直接使用できます。
- ログイン認証情報を使用して OpenShift Container Platform Web コンソールにログインします。OpenShift Container Platform Web コンソールのデフォルトビューは Administrator パースペクティブです。
- パースペクティブスイッチャーを使用して、Developer パースペクティブに切り替えます。
- +Add ビューで、Project ドロップダウンリストを使用して既存プロジェクトを選択するか、新規プロジェクトを作成します。
- Developer Catalog タイルの All services をクリックします。
- Type の下の Builder Images をクリックして、利用可能な S2I イメージを表示します。
S2I イメージは、Cluster Samples Operator を設定 して利用可能にすることもできます。
12.2.1. Source-to-Image ビルドプロセスの概要
Source-to-Image (S2I) は、ソースコードをコンテナーに挿入してソースコードを実行可能にすることで、実行可能な状態のイメージを生成します。S2I では、以下の手順を実行します。
-
FROM <builder image>
コマンドを実行します。 - ソースコードをビルダーイメージの定義された場所にコピーします。
- ビルダーイメージから assemble スクリプトを実行します。
- デフォルトコマンドとしてビルダーイメージに run スクリプトを設定します。
Buildah は次にコンテナーイメージを作成します。