19.2. Preparing to install a cluster that uses SR-IOV or OVS-DPDK on OpenStack
Single Root I/O Virtualization (SRIOV) または Open vSwitch を使用する OpenShift Container Platform クラスターを Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) に Data Plane Development Kit (OVS-DPDK) とともにインストールする前に、テクノロジーごとの要件を理解し、準備タスクを実行する必要があります。
19.2.1. SR-IOV または OVS-DPDK のいずれかを使用する RHOSP 上のクラスターの要件
デプロイメントで SR-IOV または OVS-DPDK を使用する場合は、次の要件を満たす必要があります。
- RHOSP コンピュートノードは、Huge Page をサポートするフレーバーを使用する必要があります。
19.2.1.1. SR-IOV を使用する RHOSP 上のクラスターの要件
デプロイメントでシングル rootト I/O 仮想化 (SR-IOV) を使用するには、次の要件を満たす必要があります。
- Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) SR-IOV デプロイメントを計画します。
- OpenShift Container Platform は、使用する NIC をサポートする必要があります。サポートされている NIC のリストについては、『Networking』ドキュメントのHardware networksサブセクションにあるAbout Single Root I/O Virtualization (SR-IOV) hardware networksを参照してください。
SR-IOV NIC がアタッチされるノードごとに、RHOSP クラスターに以下が必要です。
- RHOSP クォータからの 1 インスタンス
- マシンのサブネットにアタッチされた 1 つのポート
- SR-IOV 仮想機能ごとに 1 つのポート
- 少なくとも 16 GB のメモリー、4 つの vCPU および 25 GB のストレージ領域があるフレーバー
SR-IOV デプロイメントでは、多くの場合、専用の CPU や分離された CPU などのパフォーマンスの最適化が駆使されます。パフォーマンスを最大化するには、基礎となる RHOSP デプロイメントをこれらの最適化機能を使用するように設定してから、 OpenShift Container Platform コンピュートマシンを最適化されたインフラストラクチャーで実行するように設定します。
- パフォーマンスの良い RHOSP コンピュートノードの設定についての詳細は、パフォーマンスを向上させるためのコンピュートノードの設定 を参照してください。
19.2.1.2. OVS-DPDK を使用する RHOSP 上のクラスターの要件
デプロイメントで、Open vSwitch を Data Plane Development Kit (OVS-DPDK) とともに使用するには、以下の要件を満たす必要があります。
- 『ネットワーク機能仮想化 (NFV) のプランニングおよび設定ガイド』の OVS-DPDK デプロイメントのプランニング を参照して、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) OVS-DPDK デプロイメントを計画します。
- ネットワーク機能仮想化 (NFV) のプランニングおよび設定ガイドの OVS-DPDK デプロイメントの設定 に従って、RHOSP OVS-DPDK デプロイメントを設定します。
19.2.2. SR-IOV を使用するクラスターのインストールの準備
SR-IOV を使用するクラスターをインストールする前に、RHOSP を設定する必要があります。
19.2.2.1. コンピュートマシン用の SR-IOV ネットワークの作成
Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) デプロイメントで Single Root I/O Virtualization (SR-IOV) をサポートする場合、コンピュートマシンを実行する SR-IOV ネットワークをプロビジョニングすることができます。
以下の手順では、コンピュートマシンへの接続が可能な外部のフラットネットワークおよび外部の VLAN ベースのネットワークを作成します。RHOSP のデプロイメントによっては、ネットワークの他のタイプが必要になる場合があります。
前提条件
クラスターは SR-IOV をサポートしている。
注記クラスターがサポートするかどうかが不明な場合は、OpenShift Container Platform SR-IOV ハードウェアネットワークについてのドキュメントを参照してください。
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RHOSP デプロイメントの一部として、無線とアップリンクのプロバイダーネットワークを作成している。これらのネットワークを表すために
radio
およびuplink
の名前がすべてのコマンド例で使用されています。
手順
コマンドラインで、無線の RHOSP ネットワークを作成します。
$ openstack network create radio --provider-physical-network radio --provider-network-type flat --external
アップリンクの RHOSP ネットワークを作成します。
$ openstack network create uplink --provider-physical-network uplink --provider-network-type vlan --external
無線ネットワーク用のサブネットを作成します。
$ openstack subnet create --network radio --subnet-range <radio_network_subnet_range> radio
アップリンクネットワーク用のサブネットを作成します。
$ openstack subnet create --network uplink --subnet-range <uplink_network_subnet_range> uplink
19.2.3. OVS-DPDK を使用するクラスターのインストールの準備
SR-IOV を使用するクラスターをインストールする前に、RHOSP を設定する必要があります。
- RHOSP にクラスターをインストールする前に、OVS-DPDK 用のフレーバーの作成とインスタンスのデプロイ を完了します。
インストール前のタスクを実行したら、最も関連性の高い OpenShift Container Platform on RHOSP のインストール手順に従ってクラスターをインストールします。次に、このページの次のステップの下にあるタスクを実行します。
19.2.4. 次のステップ
いずれかのデプロイメントタイプで、以下を実行します。
クラスターをデプロイした後に SR-IOV 設定を完了するには、以下を実行します。
パフォーマンスを向上させるためにクラスターをデプロイした後、次の参考資料を確認してください。