16.6. GCP での DNS レコードの作成
外部 DNS Operator を使用して、GCP で DNS レコードを作成できます。
16.6.1. Red Hat 外部 DNS Operator を使用した GCP のパブリックマネージドゾーンへの DNS レコードの作成
Red Hat 外部 DNS Operator を使用して、GCP のパブリックマネージドゾーンに DNS レコードを作成できます。
手順
ユーザーを確認してください。ユーザーは、
kube-system
namespace にアクセスできる必要があります。クレデンシャルがない場合は、kube-system
namespace からクレデンシャルを取得すると、クラウドプロバイダークライアントを使用できます。$ oc whoami
出力例
system:admin
次のコマンドを実行して、encoded-gcloud.json ファイルの gcp-credentials シークレットの service_account.json の値をコピーします。
$ oc get secret gcp-credentials -n kube-system --template='{{$v := index .data "service_account.json"}}{{$v}}' | base64 -d - > decoded-gcloud.json
Google のクレデンシャルをエクスポートします。
$ export GOOGLE_CREDENTIALS=decoded-gcloud.json
次のコマンドを使用して、アカウントをアクティブ化します。
$ gcloud auth activate-service-account <client_email as per decoded-gcloud.json> --key-file=decoded-gcloud.json
プロジェクトを設定します。
$ gcloud config set project <project_id as per decoded-gcloud.json>
ルートを取得して、ドメインを確認します。
$ oc get routes --all-namespaces | grep console
出力例
openshift-console console console-openshift-console.apps.test.gcp.example.com console https reencrypt/Redirect None openshift-console downloads downloads-openshift-console.apps.test.gcp.example.com downloads http edge/Redirect None
管理対象ゾーンのリストを取得して、以前に検出されたルートのドメインに対応するゾーンを見つけます。
$ gcloud dns managed-zones list | grep test.gcp.example.com qe-cvs4g-private-zone test.gcp.example.com
route
ソースのExternalDNS
リソースを作成します。apiVersion: externaldns.olm.openshift.io/v1beta1 kind: ExternalDNS metadata: name: sample-gcp 1 spec: domains: - filterType: Include 2 matchType: Exact 3 name: test.gcp.example.com 4 provider: type: GCP 5 source: openshiftRouteOptions: 6 routerName: default 7 type: OpenShiftRoute 8 EOF
- 1
- 外部 DNS CR の名前を指定します。
- 2
- デフォルトでは、すべてのホストゾーンがターゲット候補として選択されます。必要なホストゾーンを追加できます。
- 3
- ターゲットゾーンのドメインは、(正規表現の一致とは対照的に) 完全一致である必要があります。
- 4
- 更新するゾーンのドメインを正確に指定します。ルートのホスト名は、指定されたドメインのサブドメインである必要があります。
- 5
- Google Cloud DNS プロバイダーを定義します。
- 6
- DNS レコードのソースのオプションを定義できます。
- 7
- ソースが
OpenShiftRoute
の場合、OpenShift Ingress Controller 名を指定できます。外部 DNS は、CNAME レコードの作成時に、そのルーターの正規のホスト名をターゲットとして選択します。 - 8
- 以前に指定された DNS プロバイダーで作成される DNS レコードのソースとして OpenShift
route
リソースを定義します。
次のコマンドを使用して、OCP ルート用に作成されたレコードを確認します。
$ gcloud dns record-sets list --zone=qe-cvs4g-private-zone | grep console