4.5. テクノロジープレビューの機能
現在、今回のリリースに含まれる機能にはテクノロジープレビューのものがあります。これらの実験的機能は、実稼働環境での使用を目的としていません。これらの機能に関しては、Red Hat カスタマーポータルの以下のサポート範囲を参照してください。
- Microsoft Windows 11 をゲスト OS として使用できるようになりました。ただし、OpenShift Virtualization 4.11 は、BitLocker リカバリーの重要な機能に必要な USB ディスクをサポートしていません。回復キーを保護するには、BitLocker recovery guide で説明されている他の方法を使用します。
- OpenShift Virtualization を AWS ベアメタルノードにデプロイできるようになりました。
- OpenShift Virtualization には、緊急の対応が必要な問題が発生したときに通知する 重要なアラート があります。各アラートには、問題に対する説明、アラートが発生した理由、問題の原因を診断するためのトラブルシューティングプロセス、およびアラートの解決手順が含まれるようになりました。
-
管理者は、
HyperConverged
CR を編集することにより、宣言的に、仮想グラフィックス処理ユニット (vGPU) などの仲介デバイスを作成および公開できるようになりました。仮想マシンの所有者は、これらのデバイスを仮想マシンに割り当てることができます。
-
単一の
NodeNetworkConfigurationPolicy
マニフェストをクラスターに適用することにより、ブリッジに接続されている NIC の静的 IP 設定を転送できます。
- OpenShift Virtualization を IBM Cloud ベアメタルサーバーにインストールできるようになりました。他のクラウドプロバイダーが提供するベアメタルサーバーはサポートされません。
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Compliance Operator をインストールし、
ocp4-moderate
およびocp4-moderate-node
プロファイル を使用してスキャンを実行することにより、OpenShift Virtualization クラスターのコンプライアンスの問題を確認できます。
- OpenShift Virtualization には、クラスターのメンテナンスとトラブルシューティングに使用できる定義済みのチェックアップを実行するための 診断フレームワーク が含まれるようになりました。定義済みのチェックアップを実行して、セカンダリー ネットワーク上の仮想マシンの ネットワーク接続性とレイテンシーをチェック できます。
- 帯域幅の使用率、並列移行の最大数、タイムアウトなどの特定のパラメーターを使用してライブマイグレーションポリシーを作成し、仮想マシンと namespace のラベルを使用して、仮想マシンのグループにポリシーを適用できます。