5.4. CLI を使用した OpenShift Virtualization のインストール
OpenShift Virtualization をインストールし、仮想化機能を OpenShift Container Platform クラスターに追加します。コマンドラインを使用してマニフェストをクラスターに適用し、OpenShift Virtualization Operator にサブスクライブし、デプロイできます。
OpenShift Virtualization がそのコンポーネントをインストールするノードを指定するには、ノードの配置ルールを設定 します。
5.4.1. 前提条件
- OpenShift Container Platform 4.11 をクラスターにインストールしていること。
-
OpenShift CLI (
oc
) がインストールされている。 -
cluster-admin
権限を持つユーザーとしてログインしている。
5.4.2. CLI を使用した OpenShift Virtualization カタログのサブスクライブ
OpenShift Virtualization をインストールする前に、OpenShift Virtualization カタログにサブスクライブする必要があります。サブスクライブにより、openshift-cnv
namespace に OpenShift Virtualization Operator へのアクセスが付与されます。
単一マニフェストをクラスターに適用して Namespace
、OperatorGroup
、および Subscription
オブジェクトをサブスクライブし、設定します。
手順
以下のマニフェストを含む YAML ファイルを作成します。
apiVersion: v1 kind: Namespace metadata: name: openshift-cnv --- apiVersion: operators.coreos.com/v1 kind: OperatorGroup metadata: name: kubevirt-hyperconverged-group namespace: openshift-cnv spec: targetNamespaces: - openshift-cnv --- apiVersion: operators.coreos.com/v1alpha1 kind: Subscription metadata: name: hco-operatorhub namespace: openshift-cnv spec: source: redhat-operators sourceNamespace: openshift-marketplace name: kubevirt-hyperconverged startingCSV: kubevirt-hyperconverged-operator.v4.11.8 channel: "stable" 1
- 1
stable
チャネルを使用することで、OpenShift Container Platform バージョンと互換性のある OpenShift Virtualization のバージョンをインストールすることができます。
以下のコマンドを実行して、OpenShift Virtualization に必要な
Namespace
、OperatorGroup
、およびSubscription
オブジェクトを作成します。$ oc apply -f <file name>.yaml
YAML ファイルで、証明書のローテーションパラメーターを設定 できます。
5.4.3. CLI を使用した OpenShift Virtualization Operator のデプロイ
oc
CLI を使用して OpenShift Virtualization Operator をデプロイすることができます。
前提条件
-
openshift-cnv
namespace の OpenShift Virtualization カタログへのアクティブなサブスクリプション。
手順
以下のマニフェストを含む YAML ファイルを作成します。
apiVersion: hco.kubevirt.io/v1beta1 kind: HyperConverged metadata: name: kubevirt-hyperconverged namespace: openshift-cnv spec:
以下のコマンドを実行して OpenShift Virtualization Operator をデプロイします。
$ oc apply -f <file_name>.yaml
検証
openshift-cnv
namespace の Cluster Service Version (CSV) のPHASE
を監視して、OpenShift Virtualization が正常にデプロイされたことを確認します。以下のコマンドを実行します。$ watch oc get csv -n openshift-cnv
以下の出力は、デプロイメントに成功したかどうかを表示します。
出力例
NAME DISPLAY VERSION REPLACES PHASE kubevirt-hyperconverged-operator.v4.11.8 OpenShift Virtualization 4.11.8 Succeeded
5.4.4. 次のステップ
以下のコンポーネントを追加で設定する必要がある場合があります。
- ホストパスプロビジョナー は、OpenShift Virtualization 用に設計されたローカルストレージプロビジョナーです。仮想マシンのローカルストレージを設定する必要がある場合、まずホストパスプロビジョナーを有効にする必要があります。