第6章 OpenShift Virtualization の更新


Operator Lifecycle Manager(OLM) が OpenShift Virtualization の z-stream およびマイナーバージョンの更新を提供する方法を確認します。

注記
  • Node Maintenance Operator (NMO) は OpenShift Virtualization に同梱されなくなりました。これは、OpenShift Container Platform Web コンソールの OperatorHub から NMO をインストール、または OpenShift CLI (oc) を使用してインストールできます。

    OpenShift Virtualization 4.10.2 以降のリリースから OpenShift Virtualization 4.11 に更新する前に、以下のいずれかのタスクを実行する必要があります。

    • すべてのノードをメンテナンスモードから移動します。
    • スタンドアロン NMO をインストールし、nodemaintenances.nodemaintenance.kubevirt.io カスタムリソース (CR) を nodemaintenances.nodemaintenance.medik8s.io CR に置き換えます。

6.1. OpenShift Virtualization の更新について

  • Operator Lifecycle Manager(OLM) は OpenShift Virtualization Operator のライフサイクルを管理します。OpenShift Container Platform のインストール時にデプロイされる Marketplace Operator により、クラスターで外部 Operator が利用できるようになります。
  • OLM は、OpenShift Virtualization の z-stream およびマイナーバージョンの更新を提供します。OpenShift Container Platform を次のマイナーバージョンに更新すると、マイナーバージョンの更新が利用可能になります。OpenShift Container Platform を最初に更新しない限り、OpenShift Virtualization を次のマイナーバージョンに更新できません。
  • OpenShift Virtualization サブスクリプションは、stable という名前の単一の更新チャネルを使用します。stable チャネルでは、OpenShift Virtualization および OpenShift Container Platform バージョンとの互換性が確保されます。
  • サブスクリプションの承認ストラテジーが Automatic に設定されている場合に、更新プロセスは、Operator の新規バージョンが stable チャネルで利用可能になるとすぐに開始します。サポート可能な環境を確保するために、自動 承認ストラテジーを使用することを強く推奨します。OpenShift Virtualization の各マイナーバージョンは、対応する OpenShift Container Platform バージョンを実行する場合にのみサポートされます。たとえば、OpenShift Virtualization 4.11 は OpenShift Container Platform 4.11 で実行する必要があります。

    • クラスターのサポート容易性および機能が損なわれるリスクがあるので、Manual 承認ストラテジーを選択することは可能ですが、推奨していません。Manual 承認ストラテジーでは、保留中のすべての更新を手動で承認する必要があります。OpenShift Container Platform および OpenShift Virtualization の更新の同期が取れていない場合には、クラスターはサポートされなくなります。
  • 更新の完了までにかかる時間は、ネットワーク接続によって異なります。ほとんどの自動更新は 15 分以内に完了します。
  • Open Shift Virtualization を更新しても、ネットワーク接続が中断されることはありません。
  • データボリュームおよびその関連付けられた永続ボリューム要求 (PVC) は更新時に保持されます。
重要

ホストパスプロビジョナーストレージを使用する仮想マシンを実行している場合、それらをライブマイグレーションすることはできず、Open Shift Container Platform クラスターの更新をブロックする可能性があります。

回避策として、仮想マシンを再設定し、クラスターの更新時にそれらの電源を自動的にオフになるようにできます。evictionStrategy: LiveMigrate フィールドを削除し、runStrategy フィールドを Always に設定します。

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