This documentation is for a release that is no longer maintained
See documentation for the latest supported version 3 or the latest supported version 4.第1章 MTC (Migration Toolkit for Containers)
MTC (Migration Toolkit for Containers) を使用すると、OpenShift Container Platform 4 クラスター間でステートフルなアプリケーションのワークロードを namespace のレベルで移行できます。
OpenShift Container Platform 3 から移行する場合は、OpenShift Container Platform 3 から 4 への移行 および OpenShift Container Platform 3 へのレガシー Migration Toolkit for Containers Operator のインストール を参照してください。
状態の移行を使用して、同じクラスター内またはクラスター間でアプリケーションを移行できます。
MTC には、Web コンソールおよび API が同梱されており、Kubernetes カスタムリソースに基づいて移行を制御してアプリケーションのダウンタイムを最小限に抑えることができます。
MTC コンソールはデフォルトでターゲットクラスターにインストールされます。Migration Toolkit for Containers Operator を、コンソールを リモートクラスター にインストールするように設定できます。
以下のトピックの詳細は、高度な移行オプション を参照してください。
- 移行フックおよび MTC API で移行を自動化する。
 - リソースを除外して大規模な移行をサポートし、ボリュームを直接移行する場合の自動 PV サイズ調整を有効化にするように移行計画を設定する。
 
1.1. 用語 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
| 用語 | 定義 | 
|---|---|
|   ソースクラスター  |   アプリケーションの移行元となるクラスター。  | 
|   宛先クラスター[1]  |   アプリケーションが移行されるクラスター。  | 
|   レプリケーションリポジトリー  |   ボリュームとイメージの直接的な移行時の Kubernetes オブジェクトに使用するオブジェクトストレージ、または間接的な移行時にイメージ、ボリューム、Kubernetes オブジェクトのコピーに使用するオブジェクトストレージ。 レプリケーションリポジトリーはすべてのクラスターからアクセスできる必要があります。  | 
|   ホストクラスター  |   
								 ホストクラスターには、イメージの直接移行にレジストリールートを公開する必要はありません。  | 
|   リモートクラスター  |   通常、リモートクラスターはソースクラスターですが、これは必須ではありません。 
								リモートクラスターには、 リモートクラスターには、直接のイメージ移行用にセキュアなレジストリールートを公開する必要があります。  | 
|   間接的な移行  |   イメージ、ボリューム、および Kubernetes オブジェクトはソースクラスターからレプリケーションリポジトリーにコピーされ、その後にレプリケーションリポジトリーから宛先クラスターにコピーされます。  | 
|   ボリュームの直接移行  |   永続ボリュームはソースクラスターから宛先クラスターに直接コピーされます。  | 
|   イメージの直接移行  |   イメージはソースクラスターから宛先クラスターに直接コピーされます。  | 
|   段階移行  |   データはアプリケーションを停止せずに、宛先クラスターにコピーされます。 段階移行を複数回実行すると、カットオーバー移行の時間が短縮されます。  | 
|   カットオーバー移行  |   ソースクラスター上のアプリケーションが停止され、アプリケーションリソースが宛先クラスターに移行されます。  | 
|   状態の移行  |   アプリケーションの状態は、特定の永続ボリューム要求を宛先クラスターにコピーして移行されます。  | 
|   ロールバック移行  |   ロールバック移行は完了した移行をロールバックします。  | 
1 MTC の Web コンソールの ターゲットクラスターを指します。