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4.4. Operator Lifecycle Manager 機能の設定

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Operator Lifecycle Manager (OLM) コントローラーは、cluster という名前の OLMConfig カスタムリソース (CR) で設定されます。クラスター管理者は、このリソースを変更して、特定の機能を有効または無効にすることができます。

本書では、 OLMConfigリソースによって設定されている OLM で現在サポートされている機能について概説します。

4.4.1. コピーした CSV の無効化

Operator が Operator Lifecycle Manager (OLM) によってインストールされると、そのクラスターサービスバージョン (CSV) の簡単なコピーが Operator が監視するすべての namespace に作成されます。これらの CSV は、コピーされた CSV と呼ばれ、特定の namespace でリソースイベントをアクティブに調整しているコントローラーをユーザーに通知します。

Operator がAll Namespacesインストールモードを使用するように設定されている場合に、単一または指定された namespace のセットを対象とするのではなく、コピーされた CSV がクラスター上のすべての namespace に作成されます。特に大規模なクラスターでは、namespace およびインストールされた Operator が数百または数千の場合に、コピーされた CSV は OLM のメモリー使用量、クラスター etcd 制限、およびネットワークなどのリソースを有効にしない量を消費する可能性があります。

これらの大規模なクラスターをサポートするために、クラスター管理者は、AllNamespaces モードでインストールされる Operator のコピーされた CSV を無効にできます。

警告

コピーされた CSV を無効にする場合、OperatorHub および CLI で Operator を検出するユーザーの機能は、ユーザーの namespace に直接インストールされた Operator に限定されます。

Operator がユーザーの namespace でイベントを調整するように設定されているが、別の namespace にインストールされている場合、ユーザーは OperatorHub または CLI で Operator を表示できません。この制限の影響を受ける Operator は引き続き利用でき、ユーザーの namespace でイベントの調整を継続します。

この動作は、次の理由で発生します。

  • コピーされる CSV は、特定の namespace で利用可能な Operator を特定します。
  • ロールベースアクセス制御 (RBAC) は、ユーザーが OperatorHub および CLI で Operator を表示し、検出する機能のスコープを設定します。

手順

  • clusterという名前のOLMConfigオブジェクトを編集し、spec.features.disableCopiedCSVsフィールドをtrueに設定します。

    $ oc apply -f - <<EOF
    apiVersion: operators.coreos.com/v1
    kind: OLMConfig
    metadata:
      name: cluster
    spec:
      features:
        disableCopiedCSVs: true 1
    EOF
    1
    AllNamespaces インストールモード Operator 向けのコピーされた CSV を無効にしました。

検証

  • コピーされた CSV が無効になっている場合には、OLM は Operator の namespace のイベントでこの情報をキャプチャします。

    $ oc get events

    出力例

    LAST SEEN   TYPE      REASON               OBJECT                                MESSAGE
    85s         Warning   DisabledCopiedCSVs   clusterserviceversion/my-csv.v1.0.0   CSV copying disabled for operators/my-csv.v1.0.0

    spec.features.disableCopiedCSVsフィールドが欠落しているか、falseに設定されている場合に、OLM はAllNamespacesモードでインストールされた全 Operator 向けのコピーされた CSV を再作成し、前述のイベントを削除します。

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